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ISBN 10 : 4877987142
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安保法制に反対した元陸上自衛官がいた。遺書を書かされたこと、捕虜の扱いや治安出動訓練、災害救助の実態を赤裸々に語った。自衛隊明記の憲法改正案が提案されようとしている今、一自衛官の思いから自衛隊の存在と憲法との関係を考える。
目次 : 第1部 自衛隊への期待と現実―元陸上自衛官の思い(元陸上自衛官からみた自衛隊の現実/ 東日本大震災への災害派遣での出来事/ 私は安保法制に反対です/ 自衛隊と憲法改正に思う)/ 第2部 自衛隊の存在から憲法改正を考える(末延発言から何を読み解くか/ 末延発言から戦場の現実を考える/ 末延発言がつきつける「自衛隊の現実」と安保法制―「安保法制」・「憲法改正」反対運動、安保法制違憲訴訟の中で考える/ 対談 末延発言(「専守防衛」)に賛成できるか)/ 特別寄稿 パワハラ、いじめ、自殺にみる自衛官の思い
【著者紹介】
末延隆成 : 1962年茨城県ひたちなか市生まれ。1980年、高校卒業とともに陸上自衛隊に入隊(18歳)。市ヶ谷駐屯地32普通科連隊(東京都)、富士駐屯地の特科教導隊(静岡県)を経て、1984年3月に除隊(退官)。1986年1月に陸上自衛隊に再入隊。再入隊後は武山駐屯地(神奈川県)で3か月間教育を受け、駒門駐屯地(静岡県)に移動。機甲科に所属し、3か月間戦車乗りになる訓練を受ける。相馬原駐屯地(群馬県)に移動。第12師団(現在の第12旅団)第12戦車大隊に所属している途中、同師団の保安警務隊にスカウトされる(相馬原駐屯地内)。保安警務隊員を務める。1992年、鹿追駐屯地(北海道)に移動。第5旅団第5戦車大隊に所属(2015年まで)。2015年1月退官(二等陸曹/第5旅団第5戦車大隊弾薬補給陸曹)。2015年7月、「わたしたちは戦わない!大集会&パレード in 北海道」(札幌弁護士会主催)で元自衛官として安保法制反対のスピーチを行う。それ以後、安保法制反対の抗議行動や集会に元自衛官としてスピーチなどを行ってきたことから、メディア関係者や平和運動関係者にその名が知られる。2016年秋以降、帯広駐屯地前で自衛隊の南スーダンからの撤退を求める訴えを行う。2018年4月、安保法制違憲道東訴訟の原告となる。同原告団共同代表を務める
飯島滋明 : 名古屋学院大学経済学部教授。1969年生まれ。専門は、憲法学、平和学、医事法
清末愛砂 : 室蘭工業大学大学院工学研究科准教授。1972年生まれ。専門は、憲法学、家族法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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