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雨ふり花さいた

末吉暁子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784037270704
ISBN 10 : 4037270706
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1998
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ままこ

    座敷わらしの茶々丸がずっと探してる少女を一緒に探すことになったユカの冒険と成長物語。でんでら野で美しく咲き誇る雨降り花とわらべ歌「ままもひと朝」に隠されたどうしようもないやるせなさ。茶々丸は優しいなぁ。じんわりと心が温かくなる読後感。こみねゆらさんの雰囲気のある表紙と挿絵が素敵。

  • mocha

    現代っ子ユカと座敷わらしの茶々丸。出会うべくして出会ったふたりが、不思議なえにしに導かれて冒険をする。歴史と伝承がパズルのピースのようにカチッカチッと収まっていく終盤はわくわくした。遠野物語を背景に、少女の成長も描かれていて〈児童書のお手本〉みたいなお話だった。

  • はる

    悩みを抱えた少女と、彼女と良く似た少女をずっと思い続けていた座敷わらしの物語。東京から父に連れられてやって来た古びた旅館。そこでユカは小さな座敷わらし「茶々丸」と出逢います…。素朴で優しい冒険物語。次第に繋がっていく様々な縁(えにし)が胸を打ちます。茶々丸の東北弁も可愛い。ふたりが風に乗って飛ぶシーンが素敵でワクワクしました。こみねゆらさんのリリカルな挿絵もいいが、個人的に主人公の少女は「千と千尋」の千尋みたいなイメージですね。

  • ぶんこ

    古くて座敷童が出るという旅館に父と泊まりに来たユカ。そこで座敷童の茶々丸と出会います。父親が仕事で急遽海外へ行く事になり、ユカが一人で旅館に残り、茶々丸が探している「とりこ」という少女を探し始めます。茶々丸にとって「とりこ」は大好きな人間で、幸せになってもらわないと、河童の花坊の居る自分の世界へ帰れません。不幸せだとほっておけないのです。健気な茶々丸に手を貸すユカ。大風にのって江戸時代の「とりこ」のもとへ行く茶々丸とユカ。いじらしくて温かいお話でほっこりしました。作中のわらべ唄は本物の遠野の唄でした。

  • mntmt

    良かった〜!こういう本との出会いがあるから、児童書読書にどんどんハマってゆくのです。こみねゆらさんの挿し絵も良かった。

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