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ISBN 10 : 4004314992
Content Description
果敢なる世界史の試み
震災から後のことでしょうか、世界史がずっと静かなブームです。不確かな時代ほど歴史の本がよく読まれるのはどうやら本当のようですが、それが日本史でなく世界史であることに、なんとなく希望を感じます。ともすると内向きになりがちな昨今の日本社会にあって、広く世界に目を向けようとする人が少なからずいる証と見えるからです。本書は、大胆果敢な世界史の試みです。小さな新書にもかかわらず、これほどスケールの大きさを感じさせる本はそうはありません。歴史の大きな流れをとらえる著者の確かな眼。読者の皆さんは本書に、かつてない歴史像を発見するはずです。(本書編集担当)
■著者紹介
木畑洋一(きばた・よういち)1946年岡山県生まれ。1970年東京大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、現在、成城大学法学部教授、東京大学名誉教授。専攻は、イギリス帝国史、国際関係史、国際関係論。
著書に、『イギリス帝国と帝国主義―比較と関係の視座』(有志舎、2008)、『第二次世界大戦―現代世界への転換点』(吉川弘文館、2001)、『帝国のたそがれ―冷戦下のイギリスとアジア』(東京大学出版会、1996)、『支配の代償―英帝国の崩壊と「帝国意識」』(東京大学出版会、1987)、『東アジア近現代通史』(岩波現代全書、2014、共著)ほか。
■目次
序 章
「長い二〇世紀」
第1章
支配‐被支配関係の広がり―帝国主義の時代
1 分割される世界
2 支配と被支配の構図
3 定点観―帝国世界下のアイルランド・南アフリカ・沖縄
第2章
帝国世界動揺の開始―第一次世界大戦とその後
1 世界大戦の様相
2 帝国の総力戦
3 帝国支配の動揺と再編
4 定点観測―第一次世界大戦期のアイルランド・南アフリカ・沖縄
第3章
帝国世界再編をめぐる攻防―世界恐慌から第二次世界大戦へ
1 世界恐慌と一九三〇年代の世界
2 第二次世界大戦
3 定点観測―第二次世界大戦期のアイルランド・南アフリカ・沖縄
第4章
帝国世界の解体―第二次世界大戦後の時代
1 脱植民地化の進展
2 脱植民地化と 冷戦の間
3 「長い二〇世紀」の終焉
4 定点観測―帝国世界解体期のアイルランド・南アフリカ・沖縄
終 章
「長い二〇世紀」を後に
あとがき
図および写真出典一覧/参考文献/索引
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skunk_c
読了日:2022/05/18
KAZOO
読了日:2015/03/04
ちゅんさん
読了日:2021/05/25
ゆう。
読了日:2018/05/08
樋口佳之
読了日:2018/05/21
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