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屍人探偵 マイナビ出版ファン文庫

木犀あこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784839987275
ISBN 10 : 4839987270
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
TAKOLEGS ,  

Content Description

おしゃべりで皮肉屋で奇態、屍人探偵・烏丸白檀、参上!看護学校からの帰りの通学路で交通事故に遭い、意識を失った主人公・藍原剛力。目覚めたときには、体の機能が停止した“屍人”となっていた。“屍人”から人間に戻る方法は、自らを殺めた犯人を糾弾することのみ。探偵の烏丸白檀とともに犯人を探る藍原が突きつけられた“悪意”とは…!?不意に死が訪れた人間たち自らの死の真相を明らかにするため、烏丸とともに彷徨する連作短編ミステリー。

【著者紹介】
木犀あこ : 1983年徳島県生まれ。奈良女子大学文学部卒。2017年『奇奇奇譚編集部ホラー作家はおばけが怖い』で第24回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 糸巻

    初めて読む作家さん。どんな探偵だろう?とタイトルに惹かれて手に取った。何者かに殺害された人間が屍人≠ニなって復活する。そして自分を殺した犯人を憎み・糾弾することによって再び人間≠ニして生きることが出来るというトンデモ設定。屍人探偵・烏丸白檀は己も屍人であるが、屍人となってしまった人たちをサポートし犯人捜しをする探偵。3話収録。何故自分は殺されたのかを知るのは辛い。信頼していた人に裏切られた気持ちは憎しみに変えられるのか。屍人からの再生は救いがあって明るいが、烏丸の状況が切ないし、実はとても優しい。

  • 栗山いなり

    生者と死人の境目にいる『屍人』になった人々と同じく『屍人』の探偵が導くミステリー小説。ダークな世界観の中に込められたエンタメ性が意外と悪くなく、ミステリーとしても楽しめた、今月のダークホース枠と言える作品だった

  • ★★★★☆3.5

  • 江空 琴音

    表紙買い 読了 まいなびファン文庫の名の通りのライトで楽しい読書でした。

  • 猿山リム

     わたしの6月はゾンビ月間。  死んで甦った屍人は広義のゾンビ判定。  基本構造は限りなく『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズに近い。  屍人になるルール、人間に戻るルールが確り読者にも伝えられた中で繰り広げられるので、オカルト設定アリでもミステリとして成立している。  自分を殺した犯人を突き止め、糾弾することで生き返ることができる。  その間、誰かに屍人と気取られてはならないなど制約の中話は紡がれる。  短編3篇収録。  正直ミステリとしてはちょっと強引に感じる部分はあるが、この形式というだけで面白く良作。

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