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ニュー・ダッド あたらしい時代のあたらしいおっさん

木津毅

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480815682
ISBN 10 : 4480815686
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
木津毅 ,  

Content Description

「おっさん=古いもの、いまの社会の悪しき土台を作ったもの」とみなされる今日この頃。それならいま「おっさん」はどこへ行くべきなのか?国内外のポップカルチャーをヒントに、「あたらしいおっさん=ニュー・ダッド」たちの姿を見つめるエッセイ。

目次 : 1 キュートなダッドたち(いま、たるんだお腹が熱い(『ストレンジャー・シングス』)/ 呪いを断ち切る魔法は「楽しむこと」―/ 変わりゆく「古き良きもの」(『カーマイン・ストリート・ギター』) ほか)/ 2 あらゆる立場をこえて(ゲイがダッドになるのに必要なもの(『キッド―僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか』)/ マイノリティの味方をする体育会系(ベン・コーエン)/ 女性たちから少年が学び育つ物語(『20センチュリー・ウーマン』) ほか)/ 3 成熟の先にある優しさ(「ダッド恋愛ゲーム」に男性同士のケアを学ぶ(『Dream Daddy』)/ 生きることを肯定するユーモアと想像力(ウェイン・コイン/エトガル/ケレット)/ 「男らしさ」も「男らしくなさ」も豊かに共存しうるもの(ボン・イヴェール))

【著者紹介】
木津毅 : ライター、編集者。『ele‐king』『ユリイカ』などで音楽や映画、ゲイ・カルチャーを中心に執筆。『ミュージック・マガジン』にて「LGBTQ+通信」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • akihiko810/アカウント移行中

    「おっさん好きのゲイ」である著者が国内外ポップカルチャーから、「古いもの」とみなされがちな「おっさん」の新しい姿について語っていくエッセイ。印象度B+  新しい男性像の提言と、それをめぐるゲイ目線のカルチャー批評として、とても面白い本だった。 この本で、ブルース・スプリングスティーンは保守でなく、リベラルな民主党支持者だと知った。そしてとても孤独で、傷つきながら生きてきた一人の男性であることも。「ボージャック・ホースマン」というネトフリアニメが、ままならぬ人生を描いた傑作だとも知れたが、時間がないので…

  • しゅん

    嫌われがち、というか「嫌っていいもの」とみなされやすい「おっさん」の魅力を、欧米のカルチャーを中心におっさん好きゲイの立場から綴っていく。途中に「個人的なこと」というコラムが入るページ構成からもわかる通り、個人の生活とポップカルチャーとの不可分な関わりが浮かび上がる本だと思う。その関わりの描かれ方に少し救われている気がする。プリキュアの話とボージャック・ホースマンの話で何度か泣きそうになる。木津さんが「乙女のポリシー」で子供の頃踊ってた話で、同曲への私の30年来の愛着がはちきれんばかりになった。

  • 今野ぽた

    「弱さを見せることは感情の奥ゆきを知らせること」という一節がとても印象深く刻まれた。良書。

  • Moka

    めちゃ面白くてあっという間に読んでしまった。 愛と優しさに溢れている。 おっさんを切り口に多様なトピックが出てきてとても楽しく素敵な1冊でした。 レイチェルギーザの「ボーイズ」はちょうど他の本でも出てきたところで気になる。ケレットも気になったので読んでみたい。 Bon Iverのことも全然詳しく知らなかったが面白かった。やばいfanboyしてる若き日の木津さん(笑) 最後のBBQの話は泣きそうになった。 個人的な話を入れることには葛藤もあったようだけどどれも胸がきゅっとなるようなエピソードで良かった

  • 梅田

    「おっさん好きのゲイ」である著者が自分の至近距離の人間関係とポップカルチャーとを交差させながら、とかく「古いもの」とみなされがちな「おっさん」の新しい姿について語っていくエッセイ。軽くてユーモアのある語り口でするする読めてしまうし、ポップカルチャーへのリファレンスも的確で色んな本や音楽や映画への批評としても抜群によかった。連載時の最終回はジャスティン・ヴァーノンを取り上げていて、やはり最後はこれしかないよね!と納得した記憶があるが、本書でそのあとに追加された「個人的なことC」はそれを上回る納得感だった。

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