Product Details
ISBN 10 : 4480067868
Content Description
一九一四年に勃発したバルカン戦争は、当初の誰もが予想しなかった経緯をたどり、ヨーロッパ戦争へ、そして世界大戦へと拡大する。「短い二〇世紀」のはじまりであり現代史の画期となる第一次世界大戦である。本書では、近年の研究を踏まえながら、その戦史的経過、技術的進展、社会的変遷を辿り、国際体制の変化、「帝国」から「国民国家」への移行、女性の社会進出、福祉国家化などをもたらしたこの出来事を考察する。
目次 : 序章 第一次世界大戦史をめぐって(第一次世界大戦の名称/ 第一次世界大戦史研究の軌跡/ 戦争責任論争/ 戦争責任論争から修正主義へ/ 「合意」の成立とフィッシャー論争/ 大戦前史から大戦史へ)/ 第1章 一九一四年―大戦の始まり(バルカン戦争から世界戦争へ/ 緒戦の機動戦)/ 第2章 物量戦への移行と防御の優位(戦時経済体制の構築/ 膠着する戦況と両陣営の増強/ 防御の優位―西部戦線での攻防)/ 第3章 戦争目的の重層化と総力戦体制の成立(戦争目的の錯綜と戦時体制の亀裂/ 一九一七年の危機―戦争指導体制の再構築)/ 第4章 大戦終結を目指して(ロシアの脱落とアメリカの参戦/ 決戦の年)
【著者紹介】
木村靖二 : 1943年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。ミュンヘン大学留学。茨城大学助教授、立教大学教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授、立正大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。専攻はドイツ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2021/06/26 (土)
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WATA
読了日:2014/09/26
skunk_c
読了日:2022/05/16
harass
読了日:2016/07/22
佐島楓
読了日:2015/09/18
kawa
読了日:2018/10/28
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