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憲法学者の思考法

木村草太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791773466
ISBN 10 : 4791773462
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国家、民主主義、生の線引き、天皇、沖縄、建築、将棋、本・映画まで―気鋭の憲法学者による、「私はこう考える」が分かる32篇!

目次 : 憲法と国家/ 民主主義のために/ 生の線引きに抗して/ 天皇について/ 沖縄を問うということ/ 建築、空間など/ 将棋をめぐって/ 本や映画のこと

【著者紹介】
木村草太 : 1980年神奈川県生まれ。憲法学者。東京大学法学部卒業。同大学院法学政治学研究科助手を経て、東京都立大学大学院法学政治学研究科教授。大の愛棋家でもあり、日本将棋連盟から三段を授与されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    法学には全く素人の私には、木村先生の思考法が、憲法学者として正統的なのかどうかを判断する能力はない。しかし、この本を通じて、戦争・家族制度・婚姻・死刑・天皇・沖縄などを「憲法に照らして考える」ことの意味がとてもよく分かった。マスメディアを通じて煽情的に伝えられるこれらのテーマだが、憲法に基いた冷静で知的な解釈には高い説得力がある。井上達夫先生の「民主制の正統化根拠は、合意ではなく、社会的対立を顕在化させ奨励すること」、そして著者の「憲法は信じるものが違う人々が共存する知恵だ」というコメントが印象的だった。

  • けんとまん1007

    木村草太さんの文章は、いつも同じ印象が残る。明解で、すっと筋が通っていて、優しい眼差しがありながらも、肝は外さない。ブレない強さがある。法学者ではなく、憲法学者という立ち位置から、ものごとを根本に戻して考える。ここ数年の、薄っぺらい大衆迎合的なものの浅はかさと、ある意味での狡猾さがわかる。どこに眼を向けるかという、一番、難しいところを、いつも考えているように思えし、そういう点を見習いたいと思う。

  • 樋口佳之

    タイトル通り、思考法を読めたと思う。同性婚や沖縄の基地について、憲法や法の読み方は、なるほどこう使うのかと思う。でも、人の生活は立憲主義の実現のためにあるわけではないし、著者の好きな将棋のゲームとは違うのだから。弾圧の犠牲になって権利回復のたたかいのために生きている方の話を思えば、弾圧法規への見方は甘いのではと感じました。

  • ひとつの分野を極めるとそれがしっかりした思考の軸になるんだなと実感。しかもユニークな主張ながら非常に説得的。特に、憲法31条の文言(「その生命若しくは自由を奪はれ」)が死刑の合憲性についての議論を妨げているとの指摘はなるほどと思った。優生思想がなぜいけないかは自分の言葉でちゃんと説明できるようにしておきたい。将棋や沖縄の話題も盛り込まれていたのも自分としては好感度高し。

  • zoe

    かなり響きました。正当な手続きは相手を尊重するのに大事。多数決によってはく奪されない権利は大事。「個人の尊重」とポリティカルコレクトネスの谷。うんざりするキレイごと。キレイごとにこだわりを持つことは大事ですが、そもそも個人個人はどこにラインを持っているのか。ある事案に多数意見と少数意見があり、多数意見が通ったとしてなお、少数意見が受容可能なラインというもの。いわゆる落としどころで、当たり前のように聞こえるかもしれないが、直後に文句がでたりする時点で落としどころではなかったなんてことも。死刑の話もあります。

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