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知識ゼロからの肖像画入門

木村泰司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344902985
ISBN 10 : 434490298X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

写真のない時代の人が残した「生きた証」。絵画の歴史は肖像画から始まった。ヒーロー・ヒロイン、美男・美女、ヌード、自画像…名画にこめられた、隠されたメッセージをポイント解説。

目次 : 1 ヒーロー・ヒロインの肖像画―時代の変革者たちの知られざる素顔(お気に入りの女流画家による麗しきフランス王妃の肖像―「ガリア服を着たマリー・アントワネット」ヴィジェ=ルブラン/ 英雄性を強調するために仕組まれたトリックとは?―「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」ダヴィッド ほか)/ 2 美男・美女の肖像画―万人を惹きつける魅惑の絵画(野性味あふれる聖人を麗人として描いた巨匠の真意―「洗礼者聖ヨハネ」レオナルド/ 肖像画のように見えて、実は肖像画ではない少女の絵―「真珠の耳飾りの少女」フェルメール ほか)/ 3 ヌードの肖像画―裸身の男女が物語る愛と官能の世界(美乳が自慢!“見せたがり”の聖母―「ムランの聖母子」フーケ/ 光と影の魔術師が描き出す人妻の苦悩とエロス―「バテシバ」レンブラント ほか)/ 4 巨匠の自画像―天才たちは自分自身をどう描いたのか?(不安、恐怖、葛藤…巨匠の人生を表す魂の自画像―「1889年9月の自画像」ゴッホ/ 自画像からうかがえる若き女流画家の才能と自信―「麦わら帽子の自画像」ヴィジェ=ルブラン ほか)/ 5 ミステリアスな肖像画―名画のなかに隠された謎とトリック(主人公はいったい誰?あまりに複雑な構成の肖像画―「ラス・メニーナス」ベラスケス/ 画家がモデルの顔をはっきりと描かない理由とは?―「ゴディベール夫人」モネ ほか)

【著者紹介】
木村泰司 : 1966年、愛知県生まれ。西洋美術史家。アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校で美術史学士号を修得後、イギリスへ渡り、ロンドンのサザビーズ美術教養講座にてワークス・オブ・アートを修了。帰国後、ギャラリー勤務を経て、現在は西洋美術史の講演活動や執筆活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nat

    カラー満載で見ていて飽きない。知識ゼロからの肖像画入門なので、テーマ別にわかりやすく解説されている。ヌードの肖像画のテーマが面白かった。アニエス・ソレルは美しい胸の形を自慢にしていて、常に片方の乳房をむき出しにしてたそうだが、それはまた凄い日常だな。

  • nizimasu

    木村先生の本は文章の背後に圧倒的な美術史的な知識が満載で、ある種の美術家のゴシップ的なエピソードや時代背景を知ることができるし最新の知見を知ることができて毎回はっとさせられることが多い。この薄手の入門書でも一切の抜かりはありません。さりげなくモナリザのモデルがわかったり、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のモデルにも言及。さらにダビンチの洗礼者聖ヨハネの素描に男性器が描かれていたりとイチイチ気になるトピックが満載でありました。いつになく取っ付きやすい本であっという間に読んでしまったというのは大げさでない

  • そちゃ

    知識ゼロらしく、簡単に解説。だからこそ、もっと知りたい!!えっ?どういうこと?!ともう少し詳しく知りたくなった。

  • あっぷる

    肖像画をわかりやすく、見やすく紹介してくれています。長すぎる本でもないので、ほんとに入門として読みやすいのではないでしょうか。 ところどころで注目ポイントをピックアップしているなど、親しめる工夫が見られます。

  • 午後

    知識ゼロからわかるように平明に書かれていながら、ヘレニズム時代のコインからフリーダ・カーロに至るまでの肖像画の流れや、絵画の主題のヒエラルキー、オランダにおけるトロニーの役割など、肖像画理解に欠かせない概念も解説されている。政治的なプロパガンダとしての肖像画から、画家の自画像や集団肖像画に至るまで幅広く取り上げられていて、印刷も綺麗。ただ、ページを跨いで印刷してある部分は見辛い。

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