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ラテンアメリカ十大小説 岩波新書 新赤版

木村栄一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004312963
ISBN 10 : 4004312965
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

インディオが残した伝承と、ヨーロッパの近代をともに腐葉土としながら、夢や魔術と苛酷な現実とが不思議に入り乱れる、濃密な物語を紡いできたラテンアメリカ。まず、何から読むべきか。翻訳の名手による作品案内。

【著者紹介】
木村榮一 : 1943年大阪生まれ。神戸市外国語大学イスパニア学科卒、同大学教授を経て現在は、神戸市外国語大学学長。専攻はスペイン文学、ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    ラテンアメリカの作家の作品が10紹介されています。私はほとんど読んでいないと思っていたのですが、意外と知らないうちに読んでいたということがわかりました。ボルヘスはここに紹介されている「エル・アレフ」ではなく「伝奇集」、コルタサルも「石蹴り」ではなく「短編集」、マルケスはここの「百年の孤独」、プイグは「蜘蛛女のキス」これは映画も見ました。インディオに関連するものなどがありますが総じて濃い文学ですね。私は読んだものがあるのですが、どうも肌には合わない感じです。

  • 翔亀

    【始原へ11】民族誌の流れで読んだカンペンティエル「失われた足跡」とバルガス=リョサ「密林の語り部」は、いずれも主観的民族誌ともいうべき傑作だと思った。アマゾン奥地の原住民が登場するだけでなく、近代文明への鋭い批判となっている点で共通していた。それが当然であることが本書でよくわかった。■本書はボルヘスからアジェンデまで10人のラテンアメリカ作家(上記2名も含む)の伝記と主要作品を解説する小著で、これからラテンアメリカ文学の何から読めばいいかというとき便利な本であるが、それだけでなく、何故傑作たりうるかが↓

  • Gotoran

    エンデ⇒J.L.ボルヘス『伝記集』を読み、本書へ。スペイン文学者でスペイン語圏ラテンアメリカ文学翻訳の第1人者(著者)が誘うラテンアメリカ文学の魅力。10人の作家の生涯、文学的背景と1〜2の作品についての簡単な紹介と解説。異文化・異民族の混在と混血文化、神話や夢、神秘的な深緑の自然、政治的混乱、軍事叉は独裁政権下での錯綜と混沌、閉塞感・・魔術的なリアリズムの中のユーモア、幻想小説の数々。 カフカ『変身』で繋がるボルヘスとマルケス。まずは、紹介の10作品から読んで行こう。

  • 抹茶モナカ

    ラテンアメリカ文学の入門書。サクサク読めるのは、あとがきによると著者がくだけた文章を心掛けたためらしい。ラテンアメリカ文学ブームがかつてあったみたいで、同時代的にブームを体験していないのだけど、世界文学史の出来事としては知っていた。勉強のつもりで読みました。読みたい本が増えたのだけど、僕の能力で読み込めるのかを考えると、この新書みたいなくだけた文章の本を読むくらいの読書が精一杯のような気もして、手を出せないような。

  • 長谷川透

    ラテン・アメリカ文学の何が面白いのかって最近よく訊かれるのだが、これはそんな人に薦めるには最適の本だ。いきなり一緒くたにラテン・アメリカ文学を定義せずに、代表的な作家十名とその諸作品を紹介しながら丁寧にその特徴と魅力を伝えようとする著者の仕事には頭が下がる。紹介された作品の3割程度は既読なのだが、残りの作品も早く読みたい……とは思うのだが、絶版により入手困難なものが多いのがまことに残念。とくに、コルタサル『石蹴り』、ドソノ『夜のみだらな鳥』。これだけ魅力ある紹介しながら絶版とは、ある意味罪な入門書でもある

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