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サリン それぞれの証 角川文庫

木村晋介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041156544
ISBN 10 : 4041156548
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

1995年3月20日、未曽有のテロ事件「地下鉄サリン事件」が起きた。自らもオウムのターゲットとなった弁護士が、被害者から実行犯の母にいたるまで証言を集め、事件のリアルを浮かび上がらせた。

【著者紹介】
木村晋介 : 1945年長崎県生まれ。木村晋介法律事務所所長、NPO法人リカバリー・サポート・センター理事長。大学在学中は、作家の椎名誠らと同じ下宿で共同生活を送る。70年弁護士登録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    地下鉄サリン事件は被害者とその家族のみならず、多くの関係者の人生を変え深い傷痕を残した。オウム問題に当初から関わってきた弁護士が警察官、医師に消防隊員、被告の弁護士から実行犯の親までインタビューし、あの時何が起こったのか、止める術はなかったのかを追及する。カルトの狂気に遭遇した数々の証言は、麻原の妄想を信じて無差別テロに突き進んだ悲劇を強烈に描き出す。特にオウム入信のきっかけとされる神秘体験について科学的に検討する最終章は、カルトの「真理はここだけ」との洗脳術が見えてくる。簡単に信じることが最も恐ろしい。

  • あきら

    95年はちょうど小学校を卒業した年だ。 3月20日は卒業式の終わった翌日とかそんな感じだったと思う。 テロを生むのは貧困と教育の欠如だけではないのだ。 特に死刑囚の母たちのコメントはやるせない気持ちになりました。

  • あられ

    「サリンは人を殺傷する以外に使い道がありません。」←帯より。地下鉄サリン事件から30年。あの当時、坂本弁護士一家のポスターを何度も見、なにが起こっているのだろう、と思っていた。オウム真理教事件もあまり知らずにいた。←子育てしてたころ。いま、この本を読んで、二度とサリンなど作ってはならない、と思う。冤罪事件もあった。被害が回復していない人も多くおられる。さっき、たまたま信者の子どものテレビ番組を見、子どもたちも被害者だと知る。宗教の洗脳ってコワい。信者に高学歴で優秀な人が多いのにも驚きつつ、なぜ信じたのか?

  • うさぎや

    様々な関係者の証言を中心として、地下鉄サリン事件を浮き彫りにしていくノンフィクション。読めば読むほど恐ろしい。

  • みじんこ

    3月で地下鉄サリン事件から30年との報道を見て手に取る。被害の深刻さ、殺人等あらゆる手段を使う教団の恐ろしさも伝わってくる。元死刑囚の母の証言を聞くと、どこかで引き返していればと思わされる。「サリンは人を殺傷する以外に使い道がありません」との言葉は重く、裁判等は終わっていてもなぜこんな事態にとどうしても思えてくる。終盤では神秘体験に対する科学的検討も行っており、断定は避けていたが個人的には納得のいく説明だった。著者の言う通り、事件や神秘体験への批判も含めた教訓・知見の蓄積は絶対に生かすことが求められる。

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