Books

駐在保健婦の時代1942-1997

木村哲也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784260016780
ISBN 10 : 4260016784
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan

Content Description

地域をまるごと支えた人たちの姿が蘇る。若き歴史・民俗学者による圧倒的なオーラルヒストリー。

目次 : 第1章 総力戦と県保健婦の市町村駐在/ 第2章 戦後改革と保健婦駐在制の継承/ 第3章 保健婦駐在活動の概況―高知県駐在保健婦経験者の聞き書きから(その1)/ 第4章 保健婦駐在活動の展開―高知県駐在保健婦経験者の聞き書きから(その2)/ 第5章 沖縄における公看駐在制―保健婦駐在制の関係史(その1)/ 第6章 青森県における保健婦派遣制―保健婦駐在制の関係史(その2)/ 第7章 「高知方式」の定着と全国への波及―保健婦駐在制の関係史(その3)/ 第8章 保健婦駐在制廃止をめぐる動向

【著者紹介】
木村哲也 : 1971年高知県生まれ。祖母が高知県駐在保健婦経験者。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • せい

    「駐在保健婦」という歴史に埋もれた存在にスポットライトを当て、創設の歴史的経緯やその実態を検証したもの。民俗学者がこうしたテーマを分析するという分野横断的な視点が面白かった。特に青森県の例は地域の実情から出発したボトムアップ型の運用がなされていたことに驚いた。また、国の方針転換によって、地域特性にあわせて独自に進化する可能性を持っていたであろう制度が簡単に消失してしまったというところにショックを受けた。チラッと出てきた無医村を支えた外国籍医師達の話も気になるので、こうした分野の研究が更に進むことに期待。

  • カステイラ

    駐在保健婦はもうこの世に存在しない職業で、この本に出会うまでこの職業が存在したこと自体を知らなかった。聞き書きから伝わる生の声を読みながら、未だ古くからの因習に囚われていた人々に公衆衛生の考えを浸透させ、今では当たり前の生活様式を作ったのは彼女たちの努力があったことを理解し、忘れてはいけないと感じた。これだけボリューム満点かつ内容が濃厚に仕上げられたのは著者が駐在保健婦の祖母をもった立場だったことが大きく、著者以外の研究者がこの手の本を書いたら内容が薄まっていたと思う。

  • Naoya Sugitani

    駐在保健婦という戦後期に活躍したバイク乗りの母ちゃんたちの活動を描いた一冊。なかなかこういうミクロで濃密な研究はない。研究というより、ドキュメンタリーを読んでいるような気持になる。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items