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音楽が本になるとき 聴くこと・読むこと・語らうこと

木村元

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909862105
ISBN 10 : 4909862102
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan

Customer Reviews

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音楽を言葉にするプロ中のプロとして、業界...

投稿日:2021/04/08 (木)

音楽を言葉にするプロ中のプロとして、業界では有名な著者。 この書では、日本の音楽評論史最大の事件ともいえる「ひびの入った骨董」の件を、徹底的に検証し、実際に起きたことと、評論が与えた影響、吉田秀和とホロヴィッツの心の交流という、奇跡的なドラマに」ついても紹介しており、感動的だ。

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1959のコールマン

    ☆5。基本的には著者の音楽は「クラシック」なので(前書きとしてBGMが紹介されているが、殆どがクラシック)、読む人を選んでしまうかもしれない。が、文章の美しさ、旋律、ハーモニー、リズムがとても良く、読み手にスッと入っていく。心地よい。話題は多岐にわたる。京都の町並み、コンサート、近代的な読書観、R・D・レイン、三宮麻由子、吉田秀和、ホロヴィッツ、高橋悠治、卑近なとこでは講談社、偽Bが出てきたりする。個人的には「孤独の共同体」「書かれていないことを読む」が良かった。そうそう、その通り、と思わず膝を打った。

  • タイコウチ

    高尚だが深い思索に誘われる音楽本だった。おすすめのBGMとして各章に添えられているのがほとんどクラシックで(私の守備範囲は主にポップ・ミュージック)、最初はタイトルもあまりピンとこなかったので、購入してから読み始めるまで時間がかかったが、読後副題も含めてタイトルに込められた意味がすとんと腑に落ちる。趣味として音楽を聴き、感動することが、いかにしてリベラルな社会を支える営みとなりうるのか。音楽を本(=読み解かれるべき謎)にたとえ、作者と聞き手が直接向き合うのではなく、ともに作品の方を向くという三角形の構図。

  • todokann

    音楽かけてコーヒー飲みながら教養のあるおじちゃんと話してる、みたいな感じ

  • sin1row

    音楽と演者と聴衆の幸福な三角関係、皮膚は外脳、本と音楽について非常に共感を持てる内容でした。本を読んでいる時、音楽を聴いている時、一人だけど孤独ではない。書き手、作者、同じ本を読んだ人、どこかでその音楽を聴いた人とつながっている、そう考えると素晴らしいですね。私としてはホロビッツの演奏とその批評を書いた吉田秀和さんが良かったですね。改めて聞くとホロビッツはすごい、そして吉田さんの批評は鋭い、こんな文章を書ける人は今いるのかと思ってしまいました。本を読んでまた泣いてみたいです~

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