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オシムの言葉

木村元彦

User Review :4.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087463019
ISBN 10 : 408746301X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan

Content Description

「リスクを冒して攻める。その方がいい人生だと思いませんか?」「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」サッカー界のみならず、日本全土に影響を及ぼした言葉の数々。弱小チームを再生し、日本代表を率いた名将が、秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。文庫化に際し、新たに書き下ろした追章を収録。ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作。

目次 : 第1章 奇妙な挨拶/ 第2章 イタリアW杯での輝き/ 第3章 分断された祖国/ 第4章 サラエボ包囲戦/ 第5章 脱出、そして再会/ 第6章 イビツァを巡る旅/ 第7章 語録の助産夫/ 第8章 リスクを冒して攻める/ 第9章 「毎日、選手から学んでいる」/ 第10章 それでも日本サッカーのために

【著者紹介】
木村元彦 : 1962年愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。アジア・東欧の民族問題を中心に取材・執筆活動を展開。『オシムの言葉』で2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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含蓄のある言葉の数々で慕われた名将にして...

投稿日:2009/12/21 (月)

含蓄のある言葉の数々で慕われた名将にして、元日本代表監督のオシム氏が残した提言や教訓などを氏個人の歴史や環境を踏まえた上で紹介したベストセラー。サッカーファンのみならず一般社会にも通ずる重みのある話は、オシム氏のパーソナリティーともあいまって非常に説得力を持つ。

サニーデイズ さん | 千葉県 | 不明

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70代のサッカー好きの父親に薦められて、...

投稿日:2009/12/11 (金)

70代のサッカー好きの父親に薦められて、とりあえず読んでみたのですが、これがびっくり、あまりにも面白く、ついつい夜通しで読破してしまいました。そして、これまで変に屁理屈をこねる頑固そうなおやじと思っていたオシムさんの懐の深さにすっかり感銘を受けてしまいました。できれば、もう一度、ピッチで元気に指揮を執るオシムさんを観てみたいと、叶わぬ夢とは知りながら願っているのですが…

優季の父 さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    オシム氏が語った言葉を通じて、旧ユーゴスラビア出身の彼が経験した難しさや耐え忍ばなければならなかった家族との別離、そして日本で病を得た時の事まで。ユーゴスラビア代表監督時代の難しさは、とうてい私たちの理解を超えることだ。誰を使い、どうバランスを取らなければならないかということは、なんという足枷だったことだろう。彼が日本に来てくれたこと、その後も日本を見守ってくれていることを心から感謝したい。不平を言うのではなく、皮肉を込めても常に正しく話そうとする事を私たちは学ばなくては。

  • 扉のこちら側

    初読。実はサッカーのことは全くわからずに読んだのだが、故国の分断や戦争の中での彼の代表監督としての決断がとても胸にしみた。

  • bookkeeper

    ★★★★★ 再読。サッカー監督イビツァ・オシム氏のルポタージュ。多言語多民族多宗教と地勢的・歴史的背景から政情不安や内戦に脅かされてきた旧ユーゴスラビア。民族間の差別・内戦に翻弄されながら培い磨き上げてきた彼の精神性が語られています。正直、旧ユーゴの民族間紛争の構造や理由も、サッカーの細かい戦術もよく分からない。それでも彼の語る言葉の深さや、人を惹きつけて止まない人間性は伝わってきました。彼の言葉を聞けて私達は幸せでしたね。  「サッカーの試合とは絶対にひとりでは成立しない。君たちの人生も同じじゃないか」

  • Mzo

    オシム氏の訃報に接し、再読。あの幾多の名言の背景に、数奇で過酷な運命があることを考えると、畏敬の念を抱かざるを得ない。ジェフはよくこれだけの人物を招聘したよな…。面白くて強いとはこういうものだ、というサッカーを、サポーターとして観戦できたのは幸せでした。そして未完に終わった日本代表の物語。オシム氏がタクトをとるW杯は、心底から見てみたかったと思います。一サッカーファンとして、語りたい言葉は尽きません。永らく、世界のサッカーと平和のためにご尽力くださり、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。

  • ヒダン

    ジェフユナイテッド市原で旋風を巻き起こし、日本代表の監督に就任するも道半ばで脳梗塞に倒れたイビツァ・オシムの半生を描くノンフィクション。ユーゴスラビアという多民族国家に生まれ、自分がユーゴスラビア代表監督を務めている時に内紛が始まり、ついには家族のいる故郷サラエボが包囲され戦場になってしまう。このように監督として手腕を発揮しながらも一人の人間として苦しむオシム氏も丁寧な取材によって見事に描かれている。最近読んだ中で一番面白かった。オシムJAPANをワールドカップの舞台で見れなかったことが非常に悔やまれる。

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