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オシムからの旅 よりみちパン!セ

木村元彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781690322
ISBN 10 : 4781690327
Format
Books
Release Date
December/2011
Japan

Content Description

オシムとストイコビッチ、そしてユーゴのサッカーを深くふまえ、ナショナリズムの彼方へと向かう旅。憎しみの流転を断ち切るために、ふたりにもっとも近い日本人ジャーナリストが、私たちに真摯に問いかける。サッカーを、そしてあらゆる世界のスポーツを見る目を、ドラスティックに変える、歴史的な一冊。

目次 : prologue 民族のたたかいに翻弄されたサッカー選手たち/ 第1章 サッカーと紛争のはざまで ドラガン・ストイコビッチ―情熱と波乱に満ちた人生の軌跡(世界を震撼させた伝説の男/ 滅びゆく祖国)/ 第2章 サッカーが「民族」を超えるとき イビツァ・オシム―寛容さと多文化への静かなオマージュ(混迷のユーゴを旅する/ 包囲された故郷/ 僕らをつなぐオシムの言葉)/ 第3章 オシムからの旅 この国は「平和」なのか―遠くの問題が照らしだす、僕らの足もと(ユーゴから日本へ/ 僕らが「民族」と向き合うために)

【著者紹介】
木村元彦 : 1962年、愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。アジアや東欧の民族問題を中心に、取材・執筆活動を展開。『オシムの言葉』(集英社文庫)で2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ほっそ

    児童書の棚にあったのですが、大人でも難しいユーゴの民族問題についての本。 ピクシーが現役の時、サッカーに興味なかったことが、本当に悔やまれます。

  • 山崎にう

    図書館本。ユーゴスラビア内戦の時代に翻弄されたサッカー選手たちについてのノンフィクション、かな。スポーツと民族について考えさせられました。「戦争から学んだものがひとつでもあったとたん、戦争が必要なものになってしまう。だから、言葉の上では、そう言わない方がいいね」

  • あや

    中学生くらい向けにオシムさんとユーゴ内戦について書かれた良書。でも大人が読むのも大変な難しい問題を孕んだテーマが描かれている。オシムさんのお言葉に、打開できないほどの貧困や格差社会が生まれた時に人が向かうのは暴力だという旨の言葉があるけど今の日本もまさにそれに近いくらいの格差社会だ。富める者だけがより富み、貧しい者はより貧しい暮らしを強いられる。セーフティーネットはある社会ではあるけれどそれでも救われない人は今後増え続けるであろう。経済発展はしていると喧伝されているけど全ての人が等しく尊厳を保てる社会を。

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