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黒部の太陽 文庫新版

木本正次

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784074365
ISBN 10 : 4784074368
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

電力の確保へ、人跡未踏の秘境の峡谷に浮上した空前のダム計画。成否のカギは貫通する資材・機械の輸送路の確保だが、最大の生命線となる北アルプスを貫く関電トンネル工事は、止めどなく押し寄せる水など、想像を絶する闘いだった――。未知の工事に立ち向かった作業員たちの苦闘の物語。

ノンフィクション小説『黒部の太陽』は、昭和39年(1964)の毎日新聞夕刊での連載、それに続く単行本化(毎日新聞社、講談社各刊)から読み継がれる超ロングセラー。映画『黒部の太陽』(1968年公開、熊井啓監督、三船敏郎・石原裕次郎主演)の唯一の原作本でもあります。平成4年(1992)からは信濃毎日新聞社が文庫版として刊行を続け、24回の増刷を重ねてきました。黒部ダムは現在も観光地として人気があり、メディアでも採り上げられることから、根強い関心を呼んでいます。
32年ぶりとなる刷版リニューアルでは、土井栄画伯による新たに提供された新聞連載時の挿絵約30枚を追加。本文中の地図も作成し直したほか、ダム建設前後の地形図や黒部川電源開発のあゆみ(年表)、主な登場人物リストなど資料も加えました。本文のルビも全面的に見直し、若い人にも読みやすくしました。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スプリント

    映画「黒部の太陽」の原作本 過酷な自然環境に立ち向かった人々の記録。

  • リョウ

    昭和30年代、まだ電力の需要が急速に伸び電力供給が逼迫している時代に、黒部ダムを造って大規模な水力発電所を作るという事業。巨大なトンネルを掘るというこれまでにない事業には当然困難が付きまとうが、最初は順調に見えたようでも破砕帯にさしかかり水がどんどん湧出する中で進捗はどんどん遅れていく。そこを抜けてからの記述はやけにあっさりとしたものだったが、最後にさらっと100人単位の犠牲者が出たと言う記載が現在との違いを思い知らされた。

  • にこり

    ところどころ感覚が今と違うところもあるけど(みんな土日もなく働き続けているとか、「男になっていましたか」とか)、総じてそういう時代だったんだと思うし、終戦直後で余裕もなくただ目の前のことを国益のために遂行する、そんな時代を生きて紡いでくださった先に私たちがいるということを改めて感じた。

  • れじい

    当時の世相、感覚を理解して読まないとでてくる会社みな超ブラックばかりなので要注意。 でもこういう人たちの汗と努力で今があることを理解しないと本質が見えてこない。 今の安全で便利な世を造った人たちに敬意を。 ただし役職のある人たちしかでてこないので、171人も亡くなったという本当に現場で死と隣り合わせで働いていた人たちにこそ最大の敬意と感謝を。

  • ミッキー

    黒四ダム建設の苦闘を小説化、昭和39年に新聞に連載されたもので人物は実名。映画「黒部の太陽」の原作なので物語は良く知っているつもりだったが、熊谷組の破砕帯突破の他にも各工区での苦闘が描かれていて改めて本当に凄い工事であったことが分かった。現代なら自然保護や労務管理で到底成しえない工事だが、当時の時代背景での状況も歴史として知る。アルペンルートで黒部ダム、慰霊碑を観た人なら是非お勧めします。

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