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ブラックガード 講談社文庫

木内一裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065334744
ISBN 10 : 4065334748
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

血の繋がりのない9歳の娘と暮らす、元ヤクザの探偵・矢能が正体不明の富豪から依頼されたのは、2億円の価値がある非合法な商品取引の交渉人だった。突如依頼人の孫娘が誘拐され、取引現場では目的不明の殺人が発生する。さらに失踪者の存在が明らかに。矢能シリーズ史上「最も難解な事件」の幕が上がる!

【著者紹介】
木内一裕著 : 1960年、福岡生まれ。’83年、『BE‐BOP‐HIGHSCHOOL』で漫画家デビュー。2004年、初の小説『藁の楯』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナルピーチ

    誘拐、殺人、失踪…。相変わらず矢納に舞い込む依頼はトラブルだらけ。そんなシリーズ第5弾も文句なしの面白さ!謎の富豪からの突然の依頼。それはある“商品取引”の交渉人。渋々ながらも受ける事になった依頼を切っ掛けに次から次へと新たな火種が降り掛かる…。今回も物語のメリハリが際立つ構成が凄く良かった。話の本編では血なまぐさい描写も多く、表の矢納の顔が色濃くでてるのに、栞の前での態度の変化にはこっちがニヤついてしまう。特にイタリアンなお店でのお食事シーンは最高でした!引き続き、この親子関係の展開も要チェックです!

  • 10$の恋

    いつもながら矢能探偵社に舞い込む依頼は危険なものしかない。「ある人物を二億円で買い取りたい。仲介してくれ」ときた。仕事を受けてスムーズに任務終了した…はずがズドン!理解不能の事態に矢能は、その真相を突き止めるため自主的に動く。仁義なき裏切り、欲が生み出した悪事。痺れる修羅場が堪らない。矢能の判断と行動の切れ味がハンパなく爽快だ。娘の栞ちゃんが相変わらず健気で健やかで、荒野に咲く1輪の花のように思えたよ。血生臭い展開に隠された夫婦愛と禁断の愛、そしてラストに温もりをも与えてくれるところが矢能ならではだな。

  • ヤジマ

    主観点 8.7/10 矢能シリーズ第五弾。私利私欲にまみれた誘拐、脅迫、襲撃に元ヤクザの探偵として立ち向かう矢能。この矢能が、頭の中で今野さんの隠蔽捜査シリーズの竜崎と被る。二人ともエンケンで脳内再生されているからだろうか。元ヤクザと警察。対極にいるはずなのに、と考えたところで「家族に見せる顔」ということに気づく。矢能における栞。竜崎における冴子。彼女たちが最高のスパイスになっている。そして本書では数々の木内作品に登場してきたサトウが満を持して登場する。ある時は警察。ある時は運び屋。今回は?乞うご期待。

  • ゆん

    「2億円の商品取引」の交渉人に指名された最も危険な探偵矢能。 何故、彼が選ばれたのか。 スムーズに終わると思われた取引きが思わぬ展開に――!「なにが起こっているんです?」 「俺にもわからん」 シリーズ物ですけど、シリーズ屈指の難解な事件と木内作品らしい疾走感溢れる物語の展開に目が話せなかった!

  • じゅむろりん

    矢能探偵シリーズ。2億円の取引に立ち会いに選ばれ、その2億円男が目の前で殺害される、展開が読めない事件の幕開け。情報屋などから仕入れた事実を繋ぎ合わせて今回も名探偵ぶりを存分に発揮してます。しかもヒリヒリする場面は多々あれど一度も戦闘なし!仕事を受けた時だけ愛娘栞が作ってくれる鍋を楽しみにする姿や「今でもいい父親ですよ」と言われ栞の「笑顔にハートを撃ち抜かれる」様は、読んでいてジンとします。さらに本作はハードボイルドとミステリも存分に味わえ、大満足の五作目でした。

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