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機動の理論 現代に受け継がれる不変の戦闘原理 サイエンス・アイ新書

木元寛明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797391404
ISBN 10 : 4797391405
Format
Books
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第1次大戦では、連合軍もドイツ軍も正面から突破に固執して膨大な死傷者を出し、塹壕戦が長期に及びました。これを打開するために生まれたのが戦車で、その運用方法が「機動戦理論」です。機動戦理論は英陸軍退役将校J.F.C.フラーが生み出し、第2次大戦でドイツ軍、ソ連軍が確立し、大戦後にイスラエル軍、米陸軍、米海兵隊が発展させ、現代に受け継がれています。本書では、陸上自衛隊で第71戦車連隊長、陸将補を務めた著者が、豊富な図版やイラスト、写真を用いて機動戦理論の本質を解説。

目次 : 第1章 Plan 1919(幻の「Plan 1919」―敵司令部を攻撃して、指揮系統を麻痺させる/ J.F.C.フラーと戦車―フラーは歩兵将校で、戦車とは無縁だった ほか)/ 第2章 幻の野外要務令(幻のマニュアル1 スイスの山荘で速記者に口述した/ 幻のマニュアル2 英国や米国では無視された ほか)/ 第3章 実戦へ適用された機動戦理論(電撃戦の衝撃1 ハインツ・グデーリアン将軍/ 電撃戦の衝撃2 ドイツ国防軍機甲師団の誕生 ほか)/ 第4章 現代に生きる機動戦理論(機動戦理論の継承―フラーの理論は現代も生きている/ イスラエル国防軍(IDF)1 負けることが許されない宿命の国家 ほか)/ 第5章 「戦いの原則」の創始者(ナポレオンの戦いを分析したフラー―「戦いの原則」制定の経緯1/ 『野外要務令』に採用された8原則―「戦いの原則」制定の経緯2 ほか)

【著者紹介】
木元寛明 : 1945年、広島県生まれ。1968年、防衛大学校(12期)卒業後、陸上自衛隊入隊。以降、第2戦車大隊長、第71戦車連隊長、富士学校機甲科部副部長、幹部学校主任研究開発官などを歴任して2000年に退官(陸将補)。退官後はセコム株式会社研修部で勤務。2008年以降は軍事史研究に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tenouji

    フラーによる機動戦理論の解説本なのであるが、ふと感じたのは、意思を持った動物である人間が行動するにあたっては、意識的な「戦い」という行為が必須のものであるのだと。個人の行動であっても、持てるリソースを集中させるという意味では、この機動理論は有効なのだろう。更に「戦い」の意味を「主導権を握る」という意味に範囲を広げれば、自分自身の自由と安全を確保するという意味で、その本質的な考え方は、社会生活にも適応可能ではないか。

  • 文章で飯を食う

    戦史と言うには簡明すぎ、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線を知らないので、余り理解出来なかった。中東戦争は概略が分かっていたので、良くわかった。フラーの先見性は素晴らしいが、これから先は、新たな先見性が必要なのでは無いだろうか。

  • 朧月

    さすがにこの本を最初に読むとうーん、となってしまう。戦術、戦略論や戦史に関する本は何冊か読んでいるけど、説明に使われている歴史背景や地理などの状況がよく分からなくて、イマイチ頭に入ってない。 一度、本格的に勉強した方が良いかもしれない

  • ソノダケン

    フラー先生万歳! ロンメル将軍万歳! 戦車は今日なお、陸戦の王者! ガルパンおじさんの同人誌でもここまでイカれてはいない、カルト的書物だった。

  • 泥岳

    フラーを再評価するもの。書き方は平易で、専門書ではなく入門書なのでOCにもオススメ。理論というよりかは戦史、戦闘思想史である。OCSもこういうのを戦史でやったら良かったのではないかな。

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