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木下杢太郎 Standard Books

木下杢太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582531824
ISBN 10 : 4582531822
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古典を解すには交響楽を聴くが如くである―。耽美派詩人にして医師・画家、多芸多才の人の深い思索。

目次 : 海国の葬礼/ 海郷風物記/ 市街を散歩する人の心持/ 浅草観世音/ 京阪聞見録/ 真昼の物のけ/ 荒庭の観察者/ 古典に就いて/ クウバ紀行/ サンチャゴ・デ・ラス・ベガス/ 伊豆伊東/ すかんぽ/ パンの会の回想/ 科学と技術

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あきあかね

     医師であり、詩人であり、作家であった木下杢太郎。医学と文学の二刀流と言うと、森鴎外や安部公房、加藤周一が思い浮かぶ。みな医学者らしい理知的な文章であるが、同じく理科系の寺田寅彦などの瑞々しい文章と比べると、やや乾いた印象も受ける。この随筆集も、頻繁に挟まれる外来語の多さも一因かもしれないが、どこか深く入り込むことができなかった。大阪や京都の旅も、アメリカやキューバの旅も、医師らしいつぶさな観察眼の裏返しであるが、観察者、傍観者のようなところが気になってしまう。⇒

  • クラムボン

    図書館の新刊書のコーナーにありました。木下杢太郎は伊豆・伊東の出身なので身近な存在ではあるが、彼のことは何も知らなかった。明治18年生まれ、皮膚科の医師で帝大教授、そして詩人文筆家でもあった。自身森鴎外に似た経歴を持ち、終生尊敬していた。ここには紀行文とエッセイが掲載されている。前半は20代半ば、後半は40〜50代が中心。文体が全く違う。若い頃は文語体。明治の時代性と当時の文学青年特有の外来語や難解な言葉を使った耽美的な表現だ。私はこのタイプの文章は苦手です。後年の口語体で分かり易い文章の方が好み。

  • こさと

    地元図書館の本。 「時間を消す」など、新鮮な表現が見られました。

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