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サピエンス前戯 長編小説集

木下古栗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309029085
ISBN 10 : 4309029086
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

身長、寿命、インターネット、XVideos―21世紀、ピークに達したかに見える人間の能力と文化。だが、それはまだ前戯にすぎなかった。画期的人類史観を打ち立てる表題作はじめ長編3編を1冊に収録。

【著者紹介】
木下古栗 : 1981年生まれ。著書に『ポジティヴシンキングの末裔』(早川書房)、『グローバライズ』(河出書房新社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ずっきん

    なんで途中から二段組なんだろうって謎だった。そしたら「三編共にそれぞれ初回だけが新連載として掲載されました。その後の展開は書下ろしです」奥付横のこれよ。文藝も攻めますなあ。濃いので一編ずつ間を置いて読んだけど、ああ、文章に溺れる。ミクロ描写が、煌めく清流のように流れていく。格調高いまま、全力で下品へ向かう。『オナニーサンダーバード藤沢』の高い文学性とくだらなさの落差に身悶えてしまった。いやもう、面白かったよ。でもこれってアレだよね? 揶揄ってるよね? 苦手だったけど読めるかもしれない、ハルキ。

  • おかむら

    木下古栗の新作。「サピエンス前戯」「オナニーサンダーバード藤沢」「酷暑不刊行会」の3作収録。どうですかこのタイトルのふざけたことよ。ホントに下らないダジャレをそれはそれはしつっこく格調高くしごく真面目に書いてるオカシサたるや唯一無二。そして「オナニー…」の村上春樹パロディは完成度のあまりの高さにニヤニヤ笑いが止まらなかったわ。春樹ファンは是非(ちょい怖いけど)。

  • tonpie

    全く未知の作家の新刊本を、店頭で即買い。こんなことは数年に一度しかありません。「サピエンス前戯」「酷暑不刊行会」という題名のセンスと、ハラリの超ベストセラーに似せたブックカバー。本に挟まった河出書房の「出版のご案内」には何と「サピエンス全史」の広告が入っている。え、同じ版元なの?(ざわざわ)これはSF?下ネタ?なにやら胸騒ぎしつつ読了しましたが、すごく良かった。新しい小説読んだって感じ。文体は端正かつオリジナルスタイルを確立していると思う。奥付の発行日は本日で、読書メーターの表紙画像も未掲載。なんか自慢。

  • かやは

    前戯をメタファーとした作品だと思ってたらまさかそのものだとは。大真面目に何をくどくど言っているんだという感じ。褒めています。めちゃくちゃ眠くなる純粋哲学講義。ひたすら延々と続くシモに絡んだ言葉遊び。常に前戯、本番には到達せずつねに過程である歴史。 本質ではない部分が人間的 。粒々ドリンク専門店は興味深い。さつまりこって何?テレビ東京「ゴッドタン」下ネタコントの書き起こしみたいだ。自分の欲望が目に見える形で現れてしまう、男って難儀。爆発オチなんてサイテー!

  • 記憶喪失した男

    三作の短編からなる。「サピエンス前戯」はかなり爆笑した。エロパロディ語の連打で、一度はこういう納得のいくものを読んでみたかった。「酷暑不刊行会」も古典文学の題名のエロパロディだ。

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