Books

網膜脈視症 他4編

木々高太郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394385011
ISBN 10 : 4394385016
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1997
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
 戦前、江戸川乱歩ら探偵小説創世記の世代...

投稿日:2009/11/26 (木)

 戦前、江戸川乱歩ら探偵小説創世記の世代の後、小栗虫太郎ら第二世代として、探偵小説勃興に尽力した氏の短編小説の代表作を中心とした作品集。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 黒い森会長

    1997年10月刊。原本は、昭和11年10月刊の日本小説文庫の一冊。木々は昭和9年デビューなので、デビュー2年目の作品集。5編収録。「網膜脈視症」「就眠儀式」「妄想の原理」宝石商の支配人が殺される。容疑者は、癲癇発作の朦朧状態。果たして詐病か否か、という疑問と、錯乱状態で記述する落書きの意味を解き明かす話。「ねむり妻」”睡り人形”の最後のページを作品化した物。ミステリー。「胆嚢(改訂)」読む戯曲を、上演出来る戯曲に改訂したもの。どの作品も、精神医学の知識を背景に書かれている。

  • 来古

    「網膜脈視症」「就眠儀式」「妄想の原理」「ねむり妻」「胆嚢(改訂)」

  • 嫁宮 悠

    短篇集。大脳生理学者にして推理作家。江戸川乱歩をして「文学的情熱と哲学の作家」と評せしめた奇才・木々高太郎。 海野十三が科学と探偵小説のハイブリッドなら、木々は医学、特に精神病、神経症を題材にした探偵小説を残し、独自の魅力を放つ。ブロイラーに師事したという設定の大学教授・大心地先生が、精神分析を駆使して人心の闇をあばくシリーズもの三篇や、狂った情愛が招いた悲劇の物語「ねむり妻」などどれも面白い。そして読みやすい。

  • MIRACLE

    春陽堂書店から日本小説文庫の一冊として戦前に刊行された同名書の復刊(解説・山前譲)。収録作品は「網膜脈視症」「就眠儀式」「妄想の原理」「ねむり妻」「胆嚢」「跋」。「ねむり妻」は「睡り人形」の改題(後者が初出)。「胆嚢」が戯曲。「妄想の原理」は既読だったが、どの作品集で読んだか思い出せない。「これら数編の労作は著者のほんの出花に過ぎぬが、これをもって著者の前途を判断せられても悔いはない。ここに将来大きなものになるべき若芽があるとしたら」で始まる「跋」の結語は、筆者の情緒的で感傷的な性格をよく伝えている。

  • non

     24-104:「大脳生理学の権威」にふさわしく?医学を通したストーリーに面白み。なぜ、前説と本文で主役の探偵役大心地先生の読み、フリが違うのか。oui

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items