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白天狗の贄嫁 毒持ちの令嬢はかりそめの妻となる 小学館文庫

朝比奈希夜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094073348
ISBN 10 : 4094073345
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

無能の令嬢はあやかしを魅了する

遥か昔、恐ろしいあやかしである天狗が現れて帝都を荒らし、人々を殺戮したという。陰陽師により天狗は山に封じられたが、その結界は五百年後に効果を失うとされていた。
その五百年後である今日、陰陽師のたくらみにより、天狗を殺すための「生きた毒餌」にされた中村紫乃は、天狗が現れるという山に瀕死の状態で置き去りとなっていた。貧しい村で暮らす家族を助けるために自らの身を売り、姉と帝都にやってきた紫乃。だが、姉妹は騙されて毒漬けにされ、姉は紫乃をかばいながら死んでしまった。ひとり残され絶望する紫乃の命もまた尽きようとしていたが、目の前に現れた白天狗の左京はなぜか紫乃を襲うことはせず、逆に紫乃を助けるという。
「お前には他の人間とは違う何かがある」と左京に告げられる紫乃。あやかしを魅了する斎賀家の末裔ではないかと左京に問われるものの、紫乃に心当たりはまったくない。そんな左京もまた、黒天狗一族の中で唯一、白い羽を持つ特異な存在であった‥‥。
無能と言われ毒餌にされた娘・紫乃。一族を離れひっそりと生きてきた左京。辛い過去を持つふたりの出会いが、人とあやかしの関係を変えていく――!? 帝都あやかし婚姻譚!

【著者紹介】
朝比奈希夜 : 2010年よりWEB上にて小説の発表を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • らび

    う〜ん なんとかひねり出すとストーリーに癖がない、無さ過ぎて大きな柱があるとすれば「解毒」ですかね。貧困にあえぐ農家の娘が人買いに買われ行く先は遊郭ではなく毒に侵された体を天狗に与えその毒で天狗を始末する餌にされる。白天狗に助けられはしたもののすでに毒は全身にまわり手遅れと思われる。解毒に使われる赤い実を求め黒天狗と対峙するんですがわりとあっさり解決。めでたしめでたし。中盤は面白かったのですがラストに向けてドンドン急降下。これ系の物語では低評価でごめんなさい。

  • momo

    数多ある身分違いの恋物語で、私が知っているもののほとんどが、ヒロインは家族から冷遇されている。しかし今回は家族から虐げられていない。むしろ愛されている。愛されているといえば、天狗からも邪険にされることなく最初から穏やかにいい雰囲気だ。彼の身の回りの世話をする子どもたちも愛らしい。彼女の能力は妖を引き付ける力。人を喰うという天狗のために差し出された生贄の紫乃がその力をどう目覚めさせ、どうやって幸せになるのか。

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