Books

やわらかな棘 幻冬舎文庫

朝比奈あすか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344421455
ISBN 10 : 4344421450
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自分を裏切り別の女性との結婚を決めた彼への復讐を誓う晴美、盛大な結婚式を挙げ高級マンションに住むもなぜか満たされない奈那子、子供を育てる自信がもてない母親、亜季。強がったり、見栄をはったり、嘘をついたり。幸せそうに見えるあの人も、誰にも言えない秘密を抱えてる。女同士は面倒くさい。生きるって面倒くさい。だから、みんな一生懸命。

【著者紹介】
朝比奈あすか : 1976年東京都生まれ。2000年、ノンフィクション『光さす故郷へ』を刊行。06年、第四十九回群像新人文学賞受賞作を表題作とした『憂鬱なハスビーン』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • machi☺︎︎゛

    連作短編集。朝比奈さんの本は読みやすいけど、内容が深くて濃い。女が心に持っているやわらかな棘をすごく上手に表現してて、強がったり、見栄を張ったり、嘘をついたり、共感できる部分たくさんあった。生きるって面倒くさい。だからみんな一生懸命に生きる。まさにそう思った。

  • アッシュ姉

    朝比奈さん初読み。公子先生の書評かエッセイがきっかけで読みたいに追加した本、のはず。たしか、きっと、おそらく。すべて忘れて生きていくワタシ。公子先生、間違えてたら申し訳ございません。やわらかな棘、ときにチクチク、ときにグサグサ。グイグイと読み進めて最終話はきつかったけど、どの話も最後にやわらかな光が見えたようで読後感も良かった。他作品も読んでみたい。

  • ☆ゆう☆

    連作短編集。主人公が代われば状況も変わり、状況が変われば写し出される彼女たちへの見方が変わる。心に棘が刺さったまま痛みや苦しみを抱えている彼女たち。あまり直視したくない嫉妬や劣等感のような負の感情や、女性ならではの醜い心理が優しく、けれど時に残酷に、絶妙なさじ加減で描かれていた。冒頭の自分を振った彼氏への復讐の話があまりに強烈で、どうなることかと思ったが、その後は程々にやわらかく、希望がみえそうな終わり方も良かった。ただ、若干物足りなさが残るのは、どうしても最初のインパクトを超えられなかったからだろうか。

  • いしかわ

    こういう連作短編集は、私達が過ごしている日常や、出会う人々のことを深く考えさせられるから凄く読後感が良い。ミムラさんの解説も、女優なのに文章力が高いので驚いた。私はいつも後書きや解説は読まないけれど、今回は スッと解説に導かれるように読むことが出来た。この物語は、女子がテーマだけれど毒がそれほどなく、タイトル通りの一冊で読みやすい。爽やかな読後感。

  • choco

    朝比奈さんを読むのは二作目。4つのストーリーがリンクされている小説。わかるなぁ〜、言葉では上手く表現出来ない見えない棘がこの世の中には沢山ある。強いようで弱いひと。弱いようで強いひと。生きるって大変。だけど死んだら今迄の努力が消えてなくなるような気がする。私は棘を抜きながらも刺さった穴を埋めながらも生きたいな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items