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サハリンに残された日本語樺太方言 海外の日本語シリーズ

朝日祥之

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784625434501
ISBN 10 : 4625434505
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 サハリンの概要/ 第2章 サハリンの言語接触史における日本語の位置付け/ 第3章 サハリンの日本語を記録・保存するための調査/ 第4章 サハリンに生まれた日本語の接触方言/ 第5章 ポロナイスク(敷香町)における言語接触/ 第6章 漁撈語彙に見る言語接触/ 第7章 ウイルタ人の日本語に見られる言語的特徴/ 第8章 サハリンにおける「危機言語」と日本語教育/ 第9章 まとめと今後の展望/ 付録 サハリンでの日本語談話データ

【著者紹介】
朝日祥之 : 国立国語研究所准教授。大阪大学大学院修了。博士(文学、大阪大学)

真田信治 : 大阪大学名誉教授/奈良大学教授。東北大学大学院修了。文学博士(大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koning

    海外の日本語シリーズその3(というか、この3冊で一応初期シリーズ完結なのかな?)。言語調査の社会的影響に関しての論考を1章分費やしているのはなかなか。前作2つで紹介されていた南方の島々は西日本、沖縄が中心だった日本人移民はここでは北日本がメイン。ゆえにかなり北海道・東北の影響が残っている。これにウィルタやらその他の言語の影響が混じってるとこは面白い。informantの会話の記録を見ると日本語、ロシア語、朝鮮語のちゃんぽんな発言になったりするあたり、筋金入りの多言語社会だったんだなーと。

  • bibi

    話者がいなくなれば言葉が消えていくのは避けられないが、言葉が存在したという記録を残すためにも研究者は調査する。言葉を収録するための話者を探し、収録するまでの事前調査も詳細に紹介されていて興味深い。日本統治以前に樺太がすでに多民族多言語地域だったことを改めて思い知らされた。

  • いたる

    日本統治期の樺太では、北海道・東北方言の影響を受けた日本語樺太方言が使用された。また、日本語・ニヴフ語・アイヌ語・ウイルタ語・ロシア語・朝鮮語は、様々な局面でそれぞれ影響し合った。 @日本統治以前の樺太では、アイヌ語がリンガフランカ(地域共通語)として使用されていたこと A敷香(現ポロナイスク)のニヴフ・ウイルタに対して、土人教育所の教師・川村秀弥が彼らの氏族性の伝統を守って日本名を名付けたこと B川村はウイルタ語でも授業を行ったこと の3点が特に興味深かった。

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