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鵺の政権 ドキュメント岸田官邸620日 朝日新書

朝日新聞政治部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952332
ISBN 10 : 4022952334
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

史上最も正体がつかめない政権のヴェールに包まれた実像を浮き彫りにする!岸田政権の最大の危うさは、政治ではなく行政のような「状況追従主義」にある。対応は後手に回り理念と熟慮に欠け求心力がなく、稚拙な政策のツケはやがて国民に及ぶ―。迷走する官邸の内実と輪郭を克明に捉えた、「朝日新聞」大反響連載、待望の書籍化!

目次 : 第1部 変容(政権発足/ オミクロン攻防/ 国葬の代償/ 辞任ドミノ)/ 第2部 実像(日韓外交/ ウクライナ訪問の舞台裏/ 岸田官邸の実像/ 識者はどうみる)/ 第3部 真価(G7広島サミット)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 謙信公

    「鵺」とは日本の妖怪。掴み所がなく、得体の知れない人物・集団を喩える際に「鵺のようだ」などと使われる。一定数いる反安倍のために安倍元首相だから≠ナきなかった政策の実現を継承し、ハト派とされる立場を活かして粛々と進めていけばよいものを、政治ではなく行政のような「状況追従主義」で、「増税メガネ」に象徴される世論や支持率を気にしすぎて所得税減税など稚拙な政策を行い、逆に総スカンをくらい、迷走する。「聞く力」はどこへ?結局、何をしたかったのか。しかも、旧岸田派が誕生させた石破政権の体たらく。何をしてくれるのか!

  • 朝日新聞ということで少しバイアスがかかった読み方をしてしまうのはやむを得ない。新書であるのでまあ簡潔に2021年から2023年上半期のことを振り返っております。一年が経った今、目まぐるしく変化しております(変化していないのは低空飛行の支持率だけ)。総裁選まであとニヶ月。衆議院の任期満了まで一年と三ヶ月。さて、政局はどう動くのだろうか。

  • Masayuki Shimura

    【支持率は低位安定ながらも高揚感に包まれる岸田やその周辺と、それを取材する記者を含む周囲の見方とのズレが広がっていく】(文中より引用)・・・・・本書を読んでも「もやっ」とした印象が残ってしまうところに、岸田政権の捉えづらさが表れているのではないかと感じた次第。平時から有事への切り替えができるかどうかに、後世的な評価もかかってくるのかなという印象を持ちました。

  • みじんこ

    解散見送りまでの主な出来事を振り返る。改造で木原官房副長官がちょうど交代となるため、意思決定なども変わっていくだろうか。日韓関係改善(尹大統領の姿勢も影響していると思うが)やG7サミットも通じて核兵器のない世界を目指すという外交面は評価できる。一方で、繰り返し指摘されている変わり身の早さ、目の前の課題に取り組むと言えば聞こえはいいが総理として何がしたいのか分からない点は、内政面で抽象的なビジョンしか見えず増税方針ばかりが際立つからではないか。質問に答える姿勢は大事だが、内容も大事との意見はその通りである。

  • クマ

    本書を通じて、岸田首相の政治姿勢は、臨機応変さと決断力の欠如や優柔不断さが表裏一体であると強く感じた。 外交面では着実に展開できた一方で、安倍元首相の死去に端を発する旧統一教会問題への対応においては、世論と危機管理を見誤ったという印象が残る。 さらに、強力な官邸主導体制から党や省庁への分権へと舵を切ったことは、皮肉にも党内分裂を起こしてしまった。 私は彼を、功罪は置いておくとして、少数政党の台頭と党内分裂、そしてコロナ禍後時代の貧富の格差による社会分断の幕開けを引き起こした政権として記憶するだろう。

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