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縮む韓国 苦悩のゆくえ 超少子高齢化、移民、一極集中 朝日新書

朝日新聞国際報道部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022953179
ISBN 10 : 4022953179
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「自分が子どもを幸せにする自信はない」韓国の若者の間には、そんな諦めが広がっている。良い大学を出て、就職し、結婚し、子どもを持つ―かつての「幸せのモデル」は、もはや夢物語だ。彼らは現実にどう向き合い、どこに希望を見出すのか。朝日新聞取材班が、変貌する韓国を描く。

目次 : 第1章 少子化編 「出生率0.72」 超少子化社会のリアル(「ノーキッズゾーン」に「塾ぐるぐる」 韓国を脱出した母の決意/ 若者の葛藤 私だけでも生きるのが大変、子どもは「負担」 ほか)/ 第2章 高齢化編 変わる敬老精神 噴出する老後不安(電車に荷物背負った高齢者、そのとき乗客は/ ソウルの87歳、3食とも無料提供でしのぐ日も ほか)/ 第3章 移民編 進む移民政策 未完の共生(外国人労働者は韓国へ 「時給は500円差」嘆く日本/ 若者はソウルへ 穴を埋める外国人労働者 ほか)/ 第4章 一極集中編 ソウル首都圏に人口5割 地方の衰退(若者はなぜ「インソウル」をめざすのか/ 釜山は「韓国第2の都市」の座を奪われるのか ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kawa

    韓国の人口動態問題を少子化、高齢化、移民問題、ソウル一極集中の4方面から報道する朝日新聞連載特集を書籍化。日本の前後を走る問題として考えさせられるが、書籍としてまとめて発刊の意義が連載記事以上のインパクトとして感じられないと想像してしまえるところが残念かな。

  • かやは

    日本以上に競争社会で中央集権が強く、生きづらいという韓国。学童保育が足りていないので、塾を何個も使わないと子供を預けられない。子供を産めば「愛国者」と言われる。競争の警鐘を子供にさせたくないと考え子供を持たない人もいる。そういった文化自体を変えていかないと、文化に対応しようと制度を作っても人々は変わらない。

  • 読書一郎

    少子高齢化、首都圏への人口集中、地方消滅、格差社会…日本も抱える課題を、よりハードな形で抱えるのが韓国です。出生率0.72、人口の5割がソウルと近郊に集中…2012年に『オーディション社会 韓国』という本を、2019年に『韓国 行き過ぎた資本主義』という本を読みました。この2冊もすごい内容でしたが、本書を読むと、事態はますます先鋭化している印象です。国民の多くが「いい大学・いい会社」という価値観を共有しているのが大きそうですね。日本のバブル崩壊みたいなことが必要なのか…隣国同士、協力できるとよいですね。

  • すのさん

    急速な経済成長の代償として、韓国社会には超少子高齢化と格差拡大、都市への一極集中が深く根づいている。大学受験から就職まで続く激烈な競争は成功と失敗を線引きし、人の価値を決定づけてしまう。今の韓国社会が非常に窮屈な状態であることがわかる。こうした構造の背景には、浅い地方分権と福祉政策の脆弱さがある。歴史的に韓国は中央集権時代が長く、地方分権の歴史が浅いことは特徴的。日本と共通する課題を抱えつつも、社会の速度と価値観の差異が浮き彫りとなり、こうした両国の相違点こそ丁寧に見る必要があると考える。

  • 松村 訓明(まつむら のりあき)

    現在の韓国の問題点を4章構成で伝えてくれます。第1章「少子化」第2章「高齢化」第3章「移民」第4章「ソウル集中」です。 私は第1章の少子化と第4章のソウル集中に特に興味を覚えました。韓国の出生率は0.72と日本の1.20と比べてもかなりの少子化となっています。(5P) そうであるにもかかわらず、女性は子供を生もうとしません。その理由は育児にお金がかかるからというものです。そして、勤めている女性が妊娠・出産することでキャリアが途絶え、再びキャリアを積むことが難しくなるというものです。(続く)

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