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同調圧力 角川新書

望月衣塑子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040823027
ISBN 10 : 4040823028
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。社会や組織、友人関係など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる。

目次 : 第1章 記者の同調圧力(質問を妨げられる記者会見/ 記者の存在意義とは/ 同調圧力に屈しない人々)/ 第2章 組織と教育現場の同調圧力(「何もしない」という同調圧力/ 道徳教育が生み出す同調圧力/ 真に自由な人間に同調圧力は無力である)/ 第3章 メディアの同調圧力(アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ/ 日本メディアに危機感がない理由/ 信頼できるメディアが道しるべに)/ 巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには―望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー

【著者紹介】
望月衣塑子 : 1975年東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学卒業後、東京・中日新聞入社。現在は沖縄の基地問題などを取材しながら、官房長官会見で質問を続ける

前川喜平 : 1955年奈良県生まれ。現代教育行政研究会代表。東京大学卒業後、文部省(現・文部科学省)入省。2016年事務次官に。17年退官。現在は、講演や大学での講義を通して、自ら学ぶことの大切さを伝えている

マーティン・ファクラー : 1966年アメリカ・アイオワ州生まれ。AP通信社北京支局、ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局などを経て、2005年ニューヨーク・タイムズへ。09〜15年同東京支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    官房長官会見を覆う圧力について、原因の一つを会見後に管氏を囲むオフレコの懇談会としている。もちろん人と協力しなければ仕事ができないに決まっている。が、それは互いに自由あっての話で、表面的な「和」に縛られた内輪だけで情報を流すなら、そこに圧力が生まれるのは当然だろう。年4回しか首相官邸で記者会見をしない政治風土は偏っている(トランプでさえ連日のぶらさがり取材に応じるという)。なぜ当たり前の距離感や開放感を作れないのか。教育を政治の道具にするのはやめてほしい。道徳についてはよくわからないが教科ではないと思う。

  • zero1

    圧力に屈しない3人の主張は注目に値する。⭐記者の存在意義は何か。インチキな安倍政権で望月記者(東京新聞)は【質問二つまで】など官邸側から嫌がらせを受けた。記者クラブと番記者の短所。⭐モリ・カケ問題で安倍首相を批判した元文科省事務次官の前川氏。官僚を【遅れず休まず働かず】と皮肉。道徳や教育基本法の【改悪】を訴える(後述)。⭐ファクラー氏は過去の戦争報道と【アクセス・ジャーナリズム】【アジェンダ(シナリオ)】について語る(後述)。【記者が身の危険を感じない日本】は異論あり(後述)。

  • 万葉語り

    組織の中である程度やりたいことをするためには、そこそこのポストが必要で、ポストに就くためには面従腹背が必要。という前川さんの言葉に納得。大局をなんとかしようなどという大それた望みはないが、メディアリテラシーはきちんと身に付け、educate myself の気持ちを持ち続けたいと思った。2019-145

  • つーこ

    国民の方を向いていない日本の新聞・政治・メディアに憤りを感じます。だからって私にできることはないけど、彼や彼女のように異議を唱えて立ち向かっている人を応援したいと思いました。国民は巨大権力に対し何もできないかも知れないけど、それでも意思はあるんだってとこをいつか見せてやりたい。

  • みねたか@

    2019年の本書刊行後、安倍政権から菅政権に移行し、説明しない、まともに答えないという姿が常態化、国の施策決定のあり方、それを報じるジャーナリズムのあり方の問題はより深刻な状況だ。ファクラー氏が取り上げた、トランプ政権によりアクセスを遮断され調査報道に勝負をかけ輝きを取り戻したニューヨークタイムズと、勝負をかけた吉田調書事件で大きく傷つき、ポチになることを選んだ朝日新聞の対比は象徴的だ。報道の真偽や意図を見極めるリテラシーは一朝一夕には身につかないが、見極めが必要という意識は忘れまい。

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