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毎年、記憶を失う彼女の救いかた 講談社タイガ

望月拓海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062940931
ISBN 10 : 4062940930
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

私は1年しか生きられない。毎年、私の記憶は両親の事故死直後に戻ってしまう。空白の3年を抱えた私の前に現れた見知らぬ小説家は、ある賭けを持ちかける。「1ヵ月デートして、僕の正体がわかったら君の勝ち。わからなかったら僕の勝ち」。事故以来、他人に心を閉ざしていたけれど、デートを重ねるうち彼の優しさに惹かれていき―。この恋の秘密に、あなたは必ず涙する。

【著者紹介】
望月拓海 : 神奈川県横浜市生まれ。日本脚本家連盟会員。静岡県浜松市と磐田市で育つ。上京後、放送作家として音楽番組を中心に携わった後、2017年『毎年、記憶を失う彼女の救いかた』で第54回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅら

    初読の感想は、ツイッター→アカウント消したためツイログ保存→いつか感想を要約して書くと思っていた→2019年の4月頃アカウントのないツイログは消去したと告知され感想消える。そのため再読時に感想書きます。 2020年1月に感想書きました。そちらもぜひ見てください。https://bookmeter.com/reviews/86701998

  • しゅら

    再読。記憶障害って辛いんだろうな。特にこの主人公、千鳥みたいに1年でまた記憶を失ってしまう、っていうのは未来に希望を持てなくて、新しい人間関係を築いても忘れてしまうと分かっていたら消極的になるよね。でも真人みたいな分かってくれる人がいたら救われる。真人も壮絶な過去を持っている。お互い支え合って生きるのも悪くない。やや煽ってる感はあるけど少し泣けました。「「怖さはなくならないけど、大切な人がそばにいたら怖いままでも生きていけるんだ。綺麗事じゃなくて、本当にさっきのぼくみたいに、怖いままでも進んでいける」」

  • chiru

    Valentine's Dayなので恋愛小説💕 何度僕を忘れても諦めない…。彼女の記憶の期限は1年。愛する人も、大切な思い出も1年で忘れてしまう彼女に、彼が成し遂げたこと…その答えは『すべての伏線が愛』の「隠された真実」にありました❕ 映画『50回目』『きみ読む』のコラージュ感はあるけど、記憶の代わりに愛情を積み重ねる未来に『ふたりが共に幸せでありますように』と願う。読んでいて、本質的な美しさに触れた気持ちになりました。生きる意味はいつも『大切な人』のそばにあるんだよね…きっと❕ ★4

  • さばかん

    面白かった。    メフィスト賞にしてはパンチが弱かった気がするけど、良い話だった。       メフィスト賞にしてはちょっと良いお話すぎた。 放送作家という肩書を持つ著者ならではないかと思う。      貧弱な語彙力では感動した、感涙だ、としか言葉が出てこないが、こういう話もありだなと思える。    たまにはこういう話を読んで、濁った心を清浄しないとね。

  • おかむー

    あー、コレひさびさにやられた泣いた。ココロのすり減っている今の俺には染みること響くこと。『絶品よくできました』。■両親を失った事故のショックから、毎年記憶を失う主人公・千鳥のまえに現れた小説家の天津は、彼女にある掛けをもちかける…。■記憶喪失と恋愛という要素はありがちではあるけれど、中盤あたりまでになんとなく予想できる仕掛けを軽く飛び越してくる真相と、“人を想う”ことの深さに揺さぶられることこのうえなかった。せひ読んでみていただきたい、オススメですよ。

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