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ISBN 10 : 4883034674
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Content Description
文化人類学は、「我われ自身の死」について何を語ることができるのか?現代社会の死生観研究のフィールドを米国のホスピスケアの現場に見いだし、「その人らしい死」はいかに生成されるのか、本書はその理論的枠組みを提出した意欲作であり、自身も医療ソーシャルワーカーとして患者・家族・医療者と向き合いつつ紡ぎあげられた。がんと共に生きることがより身近になった今こそ読みたい一冊。
目次 : 第1部 「我われの死」の文化人類学を求めて(本書の前提と問題意識)/ 第2部 米国ホスピスにおけるフィールドワーク(米国におけるホスピス運動―フィールドワークの前提/ 米国ホスピスの素顔/ 医療用麻薬の活用―薬に埋め込まれた死生観/ 第5章 教育という解決―ホスピスケアにおける教えと学び)/ 第3部 実践の特性―死はいかに扱われるか(ホスピスが看るものと見ないもの/ 終末期ケアが構築する時間/ 終末期の文脈を形作る力 ほか)
【著者紹介】
服部洋一 : 1974年広島生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(超域文化科学専攻文化人類学コース)博士課程単位修得満期退学。社会福祉士、文化人類学者。米国および日本における終末期医療やホスピスプログラムのフィールドワークを通じた医療福祉領域を専門に研究とその実践に携わった。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学21世紀COE特任研究員、東日本国際大学福祉環境学部講師を経て、2008年より静岡県がんセンター研究員兼ソーシャルワーカーとしてがん患者やその家族の支援に従事。2009年4月より地方公務員(静岡県地方公務員医療社会福祉職)への採用が内定したが、3月27日に心不全(致死性不整脈)により急逝した。享年36(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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