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採用学 新潮選書

服部泰宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106037887
ISBN 10 : 4106037882
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正しい人材を採っていると、自信をもって言えますか?主観や慣習、勘を排した視点に立てば最適な人材を確保でき、企業イメージのアップにもつながる。コミュニケーション能力は重視するな。人は見た目じゃない。“お祈りメール”は送らない。減点方式で採れるのはそこそこの人―。面接の常識を疑い、採用と育成のつながりを重視すれば、まったく新しい地平が見えてくる。「採用」を科学的な手法で分析した新しい学問領域の誕生!

目次 : 序章 「マネーボール」で起きたこと/ 第1章 「良い採用」とは何か?/ 第2章 ガラパゴス化している日本の採用/ 第3章 なぜ、あの会社には良い人が集まるのか/ 第4章 優秀なのは誰だ?/ 第5章 変わりつつある採用方法/ 第6章 採用をどう変えればいいのか

【著者紹介】
服部泰宏 : 1980年、神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院国際社会科学研究院准教授。神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了後、滋賀大学経済学部専任講師、准教授を経て、現在にいたる。日本企業の組織と個人の関わりあいや、経営学的な知識の普及の研究等に従事。2013年以降は特に「採用学」の確立に向けた研究・活動に力をそそぐ。主な著書に『日本企業の心理的契約―組織と従業員の見えざる約束』(白桃書房)がある。2010年に第26回組織学会高宮賞、2014年に人材育成学会論文賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • マエダ

    「ユニークな」採用に対するバッシングや表面的な賞賛に対する考察は面白い。

  • けんとまん1007

    富山大学地域連携戦略室の取り組みで、服部先生の講義を2時間受け、このあとも2時間ある。感ずることが多く、読んでみた。巷にあるのは、採用に関するハウツー本ばかりの中で、経営・マーケテイングの視点からの切り口で、理論的な面からも納得することが多い。多面的な取り組みを、並行してやっていくこおtが必要。但し、やみくもにするのではなく、分析すること、先の見通しを持つことが基本。いろんなヒントがあり、さっそく、いくつかのアイデアが浮かんできている。

  • Miyoshi Hirotaka

    経験と勘で行われていた生産現場に経営学の父といわれたテイラーが科学のメスを入れてから百年以上が経過した。ところが、採用に関しては、やっとその端緒についたばかりで非効率は解消されていない。これは、環境変化に直面した組織は従来のやり方に固執するという法則が作用し、採用、育成の分野は変化が起こりにくかったからだ。また、採用、育成は社員を均質化するプロセス。従い、優秀な人材が集まるとイノベーションが起こりにくくなるパラドックスが生じる。このため、新しい価値を創り出し、多様な評価基準をもつことが決定的に重要になる。

  • 飯田健雄

    著者は「採用」のアカデミックな専門家であるが、その専門性に敬服するが、一括採用を前提にした論旨になっている。この採用という領域は、なんか、アメリカを中心にする文献は、比較対象にならないような気がするし、約100年後、日本の人口が5000万人にダウン(予想)される時、ほとんど、すべてが、入社式などおこなわれず、ほとんど中途採用になるかもしれないし、日本人の社内の採用比率も多くても3分の2くらいになってしまうのな、という素朴な疑問がでました。

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ)

    本書は本気のエビデンスベースであることがそこここに伺える良書だ。 読む前は「学生側も、 企業側を見極める材料としてこの1冊のみを読み込んで就活に臨めばいい」みたいなことが書けそうか?と予測していたが、残念ながら現時点でそれは早急だろう。 採用の現場で起こるイノベーションが日本企業全体に浸透して更なる相乗効果を起こしていけばあるいは、その時にはその知見を集積した革新的な「採用学」が確立されることだろう。そのベースになる概念だと思う。 就活前の学生も必読だ。

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