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おぼろ菓子 深川夫婦捕物帖 祥伝社文庫

有馬美季子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396350086
ISBN 10 : 4396350082
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

深川蛤町で飯屋“川野”を営むお純と一帯を駆け回る岡っ引きの弥助。この夫婦、誰もが羨むほど仲が良い。美味い夕餉を摂りながら、睦まじく日々の事を語り合う。この日は弥助の縄張で起きた凄惨な花魁殺しの話だ。現場に遺された血文字「月千」と菓子と思しき薄茶色の塊。奉行所の誰もが真意を掴めぬ中、お純は食の知識と味覚からある仮説を唱え、事件は思わぬ展開に!

【著者紹介】
有馬美季子 : 2016年『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』で時代小説を志し、心あたたまる料理描写で多くの読者を魅了した。2021年、料理屋を切り盛りする女三代を描いた「はないちもんめ」シリーズで、第十回日本歴史時代作家協会賞“シリーズ賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タイ子

    深川の飯屋「川野」を営む妻と岡っ引きの夫の謎解き物語。妻はかつて借金のかたに吉原に売られていたが、幸いにも遊女にならずに台所仕事をしていた。彼女の料理の腕が見込まれ運よく妾ではなく身請けされ、ある事件が元で夫と出会い今に至る。吉原の仮宅で殺された一番人気の花魁。妻の推理と夫の岡っ引きの腕で犯人探しが始まるのはこういう作品の常なので珍しくはないが、吉原と花魁ものなのでつい読み入ってしまった。妻の食の知識が事件解決の糸口となるが、殺害現場に落ちてる菓子を口に入れるとは…。可もなく不可もない捕物帖でした。

  • えみ

    ほんのりと甘くて優しい。仲睦まじい素敵な夫婦のお純と弥助。お純は食の知識が豊富で飯屋を繁盛させている料理上手の頼れる妻だし、夫の弥助は町の人の信頼厚い腕利きの岡っ引き。そんな二人が活躍するのは花魁殺しの事件。ひとつ又ひとつと姿を現す不可解な事実と、狐狸も驚く人間同士の化かし合い、華やかで艶やかな世界に蔓延る欲望と憎悪、そして絶望。弱い者が詐取され、虐げられる世の中を、歯を食いしばって生きている人たちをお純の料理が癒す。味や見た目だけではない相手を想う心の籠った料理こそ、事件解決の円滑剤となる。温かい一冊。

  • むつこ

    若い夫婦のあったかほのぼの系の料理小説だと思ったら全然違った。岡っ引きの亭主と元・吉原出身の妻・お純は飯屋を営んでいる。え、吉原出身で料理人?それが容姿が悪くて下働きと台所は料理の腕を買われてトントン拍子に去ることができたのだった。このお純の出身地が今でいう仙台とのことでこの土地の料理「ほや」など意外な食材を紹介、お菓子もチラホラ登場、時間があれば夫婦でお酒を酌み交わす新婚であるから仲睦まじい。続編、できるといいな。

  • ごへいもち

    なんかイマイチ。深みが足りない気が

  • みにみに

    岡っ引きの弥助&飯屋を営むその妻お純とで吉原で起きた遊女殺害事件の下手人を追う。元々吉原にいたというお純の生い立ちもなかなか珍しく、事件のサポートにはうってつけ。現代なら科学的な技術で一発なんだろうけど…と捜査の進みの悪さにちょっと苦笑。まぁ話聞いて回って真相の当たりをつけるくらいしか方法ないもんね。それにしても全体の雰囲気から想像してたよりもだいぶ闇寄りの真相だった。2作目は2人の出会いの事件でこちらの方がありがちだけど好きだったなぁ。シリーズものっぽいので図書館で見つけたら読もうかな。

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