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日本人はなぜ自虐的になったのか 占領とwgip 新潮新書

有馬哲夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106108679
ISBN 10 : 4106108674
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan

Content Description

戦争は八月十五日で終わったわけではない。占領後もアメリカは日本に対する心理戦を継続していた。目的は日本人に罪悪感を植え付け、原爆投下等、アメリカによる戦争犯罪への反発をなくすこと。彼らはメディアを支配し、法や制度を思うままに変え、時に天皇までも利用して目的を達成していったのだ。数多くの第一次資料をもとに心理戦とWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)の全貌を明かす。              


【著者紹介】
有馬哲夫 : 1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授(公文書研究)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2016年オックスフォード大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    占領軍のWGIP(War Guilt Information Program)によって、日本人に「自虐バイアス」と「敗戦ギルト」が植え付けられ、今日の自虐史観が形成されたと言う。確かにWGIPに一定の影響力があったことは納得するが、果たして、自虐史観が、WGIPだけによるのか、日本人独自の価値観で選択したのか、私には分からない。最近、自虐史観の危うさと同じくらい、歴史修正主義的な考えが跋扈することに、危機感を覚える。だからこそ、有馬先生ご指摘の通り、公文書や一次資料を踏まえた歴史論議が、大切なのだと思う。

  • 南北

    江藤淳の『閉ざされた言語空間』にも取り上げられているWGIPについて公文書の調査から日本人が「自虐史観」を持つようになったのかが語られている。日本に対するアメリカの心理戦の一環として行われたWGIPが今日に至るまでマスコミや学会で主流になっているかがわかる。原爆報道・慰安婦問題、さらには平和ボケなどさまざまな問題がここに起因しているという点について、「左」とか「右」とか言う前に知っておく必要があるだろう。本書に書かれた知識もないままに議論しても意味がないと言える一冊である。

  • ロア

    読んで良かった。漠然と感じていた多くの違和感や、少しずつ得ていた知識が繋がったし、更に沢山の真実をあらたに知ることが出来ました。アメリカ占領軍による日本国民への洗脳は、現在もまだ解けていないどころか、メディアや教育によって益々強化されている。まずはひとりひとりが真実を知る事から始めなければ。真実を知り良心に従って生きるのは、少数派という生き辛い道を自ら選ぶこと。でも、何も知ろうとしない多数派に流されて、ぼんやりと生きたくはないよね。

  • 軍縮地球市民shinshin

    GHQは終戦後、日本人に「敗戦国意識」と「侵略戦争を起こした罪悪感」を植え付けるためにWGIPを発動した。それはマスメディアと教育によって日本国民に浸透された。特に終戦直後に生まれた団塊の世代には効果覿面だったようで、GHQが去ってから60年以上も経つように頑なにそれを守っていることが指摘されている。そもそも日本は「無条件降伏」などしておらず、それを日本人に信じ込ませる事もWGIPの目的だった。近年、法政大学出版局からWGIPの専門書が出版されたが、それについても本書は厳しく批判している。法大の本では、

  • 日の光と暁の藍

    占領軍によるWGIPを時期、人物、内容によって三段階に分け、それを詳述する。@ボナー・フェラーズによる天皇免責工作と天皇周辺の重臣に対する認罪工作。Aケネス・ダイクによる神道指令。Bドナルド・ニュージェントによる教育の自由主義化。コミュニケーションにおける理論なども用いて先行研究を批判しつつ日本人がなぜ自虐的になったかを述べていく。様々な論点があるが、著者のバランス取れたスタンスにより、それらが頭に整理されて入ってくる。占領期のWGIPが、様々に影響を及ぼし、今も別の形で現在進行中なのが本当に恐ろしい。

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