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入門 環境経済学 新版 脱炭素時代の課題と最適解 中公新書

有村俊秀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121027511
ISBN 10 : 4121027515
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちは製品やサービスを消費して豊かな生活を享受する一方で、気候変動や廃棄物汚染、生態系破壊など多くの環境問題に直面している。経済活動と環境保全は相反する関係にあるが、バランスのよい最適解はどこにあるのか?本書は経済学の基礎理論を押さえ、それを環境問題に応用して望ましい政策を検討する。旧版にカーボンプライシングなど最新テーマを大幅加筆して、豊かな環境を引き継ぐための制度設計を提示する。

目次 : 第1部 環境経済学の基礎理論(環境問題と市場の失敗/ 政策手段の選択―環境税か、規制か、補助金か/ 環境問題は交渉によって解決できるか/ ごみ処理有料制とその有効性)/ 第2部 日本の環境問題と環境政策(廃棄物問題の現状と廃棄物政策/ 日本の大気汚染政策と世界の現状/ 気候変動とカーボンプライシング/ 反グローバリズム時代の気候変動政策と日本)

【著者紹介】
有村俊秀 : 1968年千葉県生。92年東京大学教養学部教養学科卒業、94年筑波大学環境科学研究科修士課程修了。94年ミネソタ大学大学院留学。Ph.D.(経済学)。上智大学経済学部教授などを経て、早稲田大学・政治経済学術院教授、同大学環境経済経営研究所所長、経済産業研究所ファカルティフェロー。環境経済・政策学会会長。環境経済・政策学会学術賞及び市村地球環境学術賞受賞

日引聡 : 1961年京都府生。85年上智大学経済学部卒業、90年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。国立公害研究所研究員、国立環境研究所室長、東京工業大学准教授(連携併任)、上智大学教授などを経て、東北大学大学院経済学研究科教授、同大学政策デザイン研究センター長、経済産業研究所コンサルティングフェロー、国立環境研究所連携研究グループ長、前環境経済・政策学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なかしー

    本書は、温暖化対策や公害、ごみ処理費用といった環境問題を「経済学的アプローチ」から考察する入門書です。費用対効果や、将来世代と現代世代の費用便益といった枠組みを提示しており、環境問題に対する視野を広げる有効な示唆が得られました。一方で、入門書ゆえかエネルギー関連の議論には踏み込み不足を感じました。再エネ賦課金や電気自動車について、十分に扱われていない印象を受けました。再エネの脆弱性:賦課金なしの産業として成立しにくい構造。 EVバッテリーの環境負荷:製造過程でのCO₂排出、処理時の水質・土壌汚染リスク。

  • くらすけ

    理論編は分かりづらく、感じた。現代の環境問題を扱った部は分かりやすく、簡潔にまとめられていた。

  • takao

    ふむ

  • 預かりマウス

    2002年に出版された書の新版であるという。第1部はミクロ経済学による基礎理論であり、久々に需給曲線等のグラフを見た。それにしても改めて思ったのは、実にミクロ経済学は仮説のオンパレードであり、こんなに仮説だらけのグラフを描いて何の意味があるのだろうか?ということである。環境税を設定することが、理論的には規制や補助金より合理的らしい。第2部は日本の具体的な環境政策を経済学の観点から解説した内容で、こちらは第1部とは異なりこの20年の状況を反映して抜本的に書き直されている。勉強にはなったが、面白くはなかった。

  • icon

    技術開発と費用負担でバランスを見ないと、環境問題は解決されない。多くの環境的な財は公共財である(非排除、非競争)。法規制、課税や補助金(外部費用を把握している場合)。 willingness-to-payは、ヘドニックやトラベルコスト(公園などに行く時間、運賃、入場料など)、choice experimentも。

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