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香港警察東京分室

月村了衛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074666
ISBN 10 : 409407466X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

アクション&頭脳戦の警察群像エンタメ!

香港国家安全維持法成立以降、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。国際犯罪に対応すべく日本と中国の警察が協力する――インターポールを仲介役として締結された「継続的捜査協力に関する覚書」のもと警視庁に新設されたのが「特殊共助係」である。だが警察内部では各署の厄介者を集め香港側の接待役をさせる窓際的部署と噂され、「香港警察東京分室」と揶揄されていた。メンバーは日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名である。
初の共助事案は香港でデモを扇動、多数の死者を出した上、助手を殺害し日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を捜索し確保すること。彼女の足跡を追い密輸業者のアジトに潜入すると、そこへ香港系の犯罪グループ・黒指安が襲撃してきた。対立組織との抗争に巻き込まれつつもユー元教授の捜索を進める分室メンバー。やがて新たな謎が湧き上がる。なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか、彼女の周囲で目撃された謎の男とは。疑問は分室設立に隠された真実を手繰り寄せる。そこには思いもよらぬ国家の謀略があった――。
リアルな社会情勢を背景に、警察官の矜持と信念を描きだす。第169回直木賞ノミネート作。


【編集担当からのおすすめ情報】
まさに手に汗握る、圧巻の警察エンタテインメント。緊迫のアクション満載の描写にページをめくる手は止まりません。一方、その背景として描かれている香港の厳しい情勢は、いままさに起きている現実そのものでもあります。フィクションだと笑うことはできない、いつか日本も陥りかねない危険に警鐘を鳴らします。文庫化にあたり、香港の最先端を知るジャーナリスト・小川善照さんの解説も収録します。

【著者紹介】
月村了衛 : 1963年大阪府生まれ、早稲田大学第一文学部卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で大藪春彦賞、『土漠の花』で日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chiseiok

    今や幅広いジャンルを手掛ける作者の、本丸とも言える活劇系作品なのかなと期待して手に取る。蹴り出しはやや眠たい感じ、キャラの輪郭が薄いかなぁと感じられものの、荒事が始まれば流石の月村テイスト、びゅんびゅん読ませてはくれる。…んだけれども、なんだかそこはかとなく薄くて軽いんだよなぁ。日本、中国本土、香港の関係性を背景としたこの舞台設定なら、作者の力量を持ってすれば、もっと重厚で緻密な作品に仕上がってても良さそうな気がするのだが…。軽く楽しめはしたけれど満足度はイマイチ。え?直木賞候補だったの?無いわ〜(笑)。

  • 百太

    自由もなくなってしまったのね。今・・・・。

  • いわて

    月村了衛にはまり、手にとりました。日本と香港の警察が手を取り、犯罪の捜査をする話。登場人物が多いのと組織図があたまに入ってこず十分に楽しめなかったかなー。香港と中国の関係を理解してたらもっと楽しめたかしら。アクションシーンが多め。警察小説、ってジャンルがあるんですね。知らなかった!

  • ワンモアニードユー

    魅力的なキャラクターは揃えているが、いまいち爆発しきれないのは、そもそもの設定に原因があるのかな。しかし一定ラインまで引き上げる手腕はさすがの月村了衛。シリーズ化の引きもあったし、次作に期待か。

  • ohion

    東京に香港警察の分駐とびっくりしながら読み始める。香港の情勢、香港と中国の関係、日本と中国の関係を背景にアクション巨編が繰り広げられる。 登場人物である日本と香港の警官たちのキャラも味があり、続編を期待させる設定。 エンタメ作として楽しめ、香港映画でも日本映画でもいいから映画化、映像化してほしいとまで思ってしまった。

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