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警官の標 警察小説アンソロジー 朝日文庫

月村了衛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022651877
ISBN 10 : 4022651873
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

若い警官に職質された元国家公安委員長は…(「ありふれた災厄」)。巡査部長は同僚の結婚前の身辺調査を命じられるが…(「破談屋」)。彼らが追い求める“標”とは何か?すべて書籍初収録!警察小説の魅力が詰まった傑作アンソロジー。

【著者紹介】
月村了衛 : 1963年大阪府生まれ。作家。2010年『機龍警察』でデビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で大藪春彦賞、『土漠の花』で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、19年『欺す衆生』で山田風太郎賞を受賞

深町秋生 : 1975年山形県生まれ。作家。2004年『果てしなき渇き』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー

鳴神響一 : 1962年東京都生まれ。作家。2014年『私が愛したサムライの娘』で角川春樹小説賞を受賞しデビュー。15年同作で野村胡堂文学賞受賞

吉川英梨 : 1977年埼玉県生まれ。2008年『私の結婚に関する予言38』で日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞しデビュー

葉真中顕 : 1976年東京都生まれ。作家。2013年『ロスト・ケア』で日本ミステリー文学新人賞を受賞しデビュー。19年『凍てつく太陽』で大藪春彦賞、日本推理作家協会賞、22年『灼熱』で渡辺淳一文学賞を受賞

伊兼源太郎 : 1978年生まれ。作家。2013年に『見えざる網』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー

松嶋智左 : 1961年大阪府生まれ。作家。2005年に北日本文学賞、06年に織田作之助賞、17年『虚ろの聖域 梓凪子の調査報告書』で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    あー面白かった(拍手)ワクワクするラインナップ!7名どれも期待を外さない。一番らしかったのは吉川さん(当方比)気持ち悪いのは(褒めてます)月村さんに葉真中さん。くぅ〜ってなったのは伊兼さん。続きが読みたい深町さんに松嶋さん。おっと、鳴神さんの優しく悲しいのも好かった。つ、ま、り・・全部楽しい読書時間だったってことです。こんなアンソロジーは大好きだー!

  • しんたろー

    アンソロジーを好んで読むことはないが、何作も既読の好きな作家さんだらけなので楽しみにしていた。『ありふれた災厄』は月村さんらしいビターさが良いがマァマァ。『破談屋』は深町さん得意の人情ミステリになっていてGOOD。『鬼火』は鳴神さん得意のハードボイルドとはいかず、マァマァ。『罪は光に手を伸ばす』は吉川さんの新シリーズを予感させるヒロインが魅力的で◎。『不適切な行い』は葉真中さんのキレある結末に納得。『いつかの山下公園』は伊兼さん得意の心理戦がGOOD。『同期の紅葉』初読みの松嶋さんは同期の絆が素敵だった。

  • KAZOO

    7人の作家による警察小説のアンソロジーです。警察小説とはいうものの、ただ単に犯人を捕まえるのではなく、警察官に関するものが多く今までとは異なる分野なので楽しめました。葉真中さんと伊兼さんは初めての作家さんですが今後も読みたい気が起こりました。深町さんの作品ではやり取りの言葉が山形弁丸出しです。鳴神さんや松嶋さんの作品は今まで読んだシリーズものとは異なり新鮮な感じでした。

  • タイ子

    書籍初収録が嬉しい。7人の作家さんたちが警察官たちをいろんな視点でとらえたアンソロジー。どれもさすがに面白い。退官した官僚が警察官の職質に出会ったことで起こすひと騒動。「破談屋」と呼ばれる監察官の職務が面白い。警察学校の実務修習性の実地研修の警官の卵。吉川英梨さんのこれはWeb版の文芸誌でちょこっと読んだことがあったので(その後未読のまま)いずれ書籍になって刊行されるのが楽しみ。どれも警察官としての立場と矜持の下で職務に遂行しているが、1人の人間としては誰もが欠点もある。可笑しくも哀しい警察官たちの物語。

  • ノンケ女医長

    「警察小説」がどんどん洗練され、文学界で確立したジャンルだとも思っていますが、今作は本当に極みを尽くしたというか、本当に天晴な秀逸っぷり。どれも優れた短編ですが、トップバッターの「ありふれた災厄」は、警察ファン・警察小説ファンを唸らせる仕掛けがいっぱい。いやはや、だから警察小説の短編集、好き。

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