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機龍警察 完全版 ハヤカワ文庫

月村了衛

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150312749
ISBN 10 : 4150312745
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan

Content Description

テロや民族紛争の激化に伴い発達した近接戦闘兵器・機甲兵装。新型機“龍機兵”を導入した警視庁特捜部は、その搭乗員として三人の傭兵と契約した。警察組織内で孤立しつつも、彼らは機甲兵装による立て篭もり現場へ出動する。だが事件の背後には想像を絶する巨大な闇が広がっていた…日本SF大賞&吉川英治文学新人賞受賞の“至近未来”警察小説シリーズ開幕!第一作を徹底加筆した完全版。

【著者紹介】
月村了衛 : 1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』(以上、ハヤカワ文庫JA刊)で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』(ハヤカワ・ミステリワールド刊)で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』(文春文庫刊)で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』(幻冬舎文庫刊)で第68回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー

    間違って3作目を先に読んでしまったので、1作目に戻ってみた…なるほど、キチンと状況や人物を設定していて、事件のスリリングさも含めて一級品のエンタメ作になっている。SF+社会派+アクション+ハードボイルド…沢山欲張った割には上手に纏められていて「マニアが喜ぶだろうなぁ」と思わされた。主要登場人物たち(姿、ユーリ、ライザ、沖津、鈴石、城木、宮近たち)を個性的に書き分けているのが私には一番の魅力。人間ドラマが熱く濃厚な『土漠の花』が大好きなので若干物足りなさも感じるが、今後もシリーズを楽しみたい♪♪♪

  • Tetchy

    昨年に原版を読んだばかりだったが、完全版と銘打たれているからにはどうしても気になるため、この度の文庫に際して読み直すことにした。文庫裏の解説には徹底加筆と書かれているものの、手元にオリジナルがないため、比べてないのだが、正直云えばどこが変わったのかは解らなかった。追記されたエピソードもないようだし、話の流れも変わっていないように思える。完全版が出たことでオリジナルの方は手放そうと考えていたら、そちらは今は絶版。ということはプレミアムが付くかも?そんなことを考えるとさてさてどうしようかと思案中なのである。

  • のり

    戦争やテロも仕様が進化し機甲兵装が開発され被害が懸念される中、警察側も新たに特捜部を新設し、龍機兵を導入するが、特件もあり身内の警察内部からも敵害視される。まして搭乗員は、外部から集められた傭兵の三人。階級も中々のポジション。そんな中、SATを標的にしたテロ事件が更に溝を深くする。特捜部の面々の過去や闇も明かされながら…多様化された武器や弾薬。戦闘も激しさを増す。犯罪グループの仕掛けも中々。首謀者は一体何者?シリーズを追いかけてみよう。

  • ケイ

    警察物のシリーズを物色して色々と読んでいる。10年以上前から新作が出れば読んできた今野敏、誉田哲也、佐々木穣、堂場瞬一、麻生幾。しかし、どうしてもマンネリ化はあり、それ以外で何か良いものはと手にとったこの作品。なんと!これは単なるプロローグなのか。出だしが最高。その様子が映像で浮かぶ。字の羅列から映像を生みだすのだな、この作家は。シリーズがこの先に何冊もある事が嬉しい。

  • ねりわさび

    至近未来、外骨格型ロボを操縦する警官たちの活動を描いた著者デビュー作にして4年後に完全版としてリライトされたSF警察小説。アクションに重きを置いたドラマ展開、謎めいたブラックボックス化した起動システム、過去の怨念を引きずる敵たちの挑戦に対峙する傭兵警官、とストーリーが凝縮され読み応えあり。面白かったですね。

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