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能力で人を分けなくなる日 いのちと価値のあいだ シリーズ「あいだで考える」

最首悟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422360164
ISBN 10 : 4422360167
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
最首悟 ,  

Content Description

シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



本書は、著者の三女で重度の知的障害者である星子さんとの暮らしや、津久井やまゆり園事件の犯人「植松青年」との手紙のやりとり、また1977年から通い続けた水俣の地と水俣病などについて、10代の3人の若者を相手に語った記録である。能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち‥‥などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考える。(装画:中井敦子)

【著者紹介】
最首悟 : 1936年福島県生まれ。生物学者、社会学者、思想家。東京大学教養学部助手を27年間務め、1977年より不知火海総合学術調査団(水俣病に関する実地調査研究)に参加。また障害者の地域作業所「カプカプ」の設立・運営に携わる。現在、和光大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • paluko

    障害者には生きる価値なし、という思想のもと殺人を行った犯人は「異常」「病的」という扱いを受けるが、では「少子高齢」や「移民の増加」を問題視したり「全員活躍」を謳う社会はどうなのか。ある属性の人口が不足だとか過剰だとか論ずることは結局、誰に生きる価値が(より)あるかという選別を行っているのと同じではないか? …など色々なことを考えてしまう。正直、この本に登場する星子さんは生きていて幸せなのだろうか?とも考えてしまうが、ひとの幸せを他者が判定するのも僭越の極み。割り切れない・割り切らないことの大切さを感じた。

  • しゅんぺい(笑)

    いのちについて静かに、毅然と語ってくれる。最首さん、子ども相手ではありつつときどき最首さんワールドを展開することがあって、自分が中高生のときにこの話聞かされてたらほとんど理解できへんやろうなと思うけど、何かしらのかたちで残ってその後の人生に確実に影響与えそうやな、と思った。

  • ♋︎

    柔らかい語り口。自分のなかにも優生思想や能力主義的な影響がごろり横たわっているのに気づいてびっくりした。自覚できたのはいいこと。眺めたり仕切りを作ったり、距離を置いたり手に取ったり、たくさん考えたい。

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