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ISBN 10 : 462209603X
Content Description
われわれの世界に数々の知恵と言葉とヒントを遺し、2022年にこの世を去っていった精神科医・中井久夫。著者は『セラピスト』(新潮社、初版2014)以後も中井の聞き書きをつづけ、その生涯と仕事を追いかけてきた。『中井久夫集』(全11巻)の「解説」を大幅に改稿して本書は成った。1960年代前半、精神科医誕生の前後からその死までを軸に、統合失調症やトラウマ研究をはじめ医療とケア、膨大な執筆や翻訳、人との付き合いなどをつぶさに記す。詳細な年表付き。
目次 : 第1章 二つの筆名―精神科医誕生/ 第2章 橋渡しことばとアンテナ問答―臨床作法/ 第3章 詩と真実/ 第4章 考える患者/ 第5章 災害と心のケア/ 第6章 いじめの政治学/ 第7章 災害とトラウマ/ 第8章 有機の人/ 第9章 地水火風になって/ 第10章 認知症と長いたそがれ/ 第11章 グッド・ドクター/ ヒュブリスの罪と十字架―追悼・中井久夫
【著者紹介】
最相葉月 : 1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)『星新一』(大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、日本推理作家協会賞ほか)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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