Product Details
ISBN 10 : 4774323705
Content Description
「私は日本一のしあわせ者だと思います。」
貧しい村にうまれ、波乱万丈の人生を送ってきた主人公みね。米寿を迎えた時に、笑顔でそう語った彼女の強さとは何か?
貧しい村には、昔から鬼が現れるとされ、天災や病気、飢えなどといった脅威を村人へもたらす。そんな恐ろしい鬼が、夫の勇助が住むさらに山奥の貧しい村へと嫁入りしたみねの前にもたびたび現れるようになった。
みねが苦しい時には、両親がはじめて自分のために作ってくれた「おかめ」「ひょっとこ」のお面を取り出してみる。母ちゃん・父ちゃんの顔を思い出しては、元気をもらっていた。
夫婦でどれだけ働いても暮らしは楽にならないのだが、五人の子どもとともに日々生活を送っていくのであった。
そして、勇助が五十七歳になったとき、みねの前には最も恐ろしい鬼が現れることとなる――。
困難を乗り越え、前向きに生きることができる人間のつよさを、最上一平さんの、読者によっていろいろな捉えかたや感じかたができる余韻のある文章と、細やかな絵の中に迫力を感じさせる陣崎草子さんの絵が子どもたちへ語りかける絵本です。
[著者紹介]
1957年、山形県生まれ。『銀のうさぎ』(新日本出版社)で第18回日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(新日本出版社)で第41回日本児童文学者協会賞、第19回新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(岩崎書店)で第21回ひろすけ童話賞受賞。主な作品は、絵本に、『黄金の夏休み』(文溪堂)、『千年もみじ』(新日本出版社)、読み物に『ともだちのはじまり』(ポプラ社)、『ユッキーとともに』(佼成出版社)など多数。
1977年、大阪府生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術科を卒業。絵本や小説、短歌などを中心に活動中。「草の上で愛を」(講談社)で第50回講談社児童文学新人賞佳作受賞。主な作品は、絵本に『おむかえワニさん』(文溪堂)、小説に『片目の青』(講談社)、第一歌集に『春戦争』(書肆侃侃房)など。
【著者紹介】
最上一平 : 1957年、山形県生まれ。『銀のうさぎ』(新日本出版社)で第18回日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(新日本出版社)で第41回日本児童文学者協会賞、第19回新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(岩崎書店)で第21回ひろすけ童話賞受賞
陣崎草子 : 1977年、大阪府生まれ。大阪教育大学芸術専攻美術科を卒業。絵本や小説、短歌などを中心に活動中。『草の上で愛を』(講談社)で第50回講談社児童文学新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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リリー・ラッシュ
読了日:2020/06/18
ヒラP@ehon.gohon
読了日:2019/11/13
ヒラP@ehon.gohon
読了日:2021/01/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
読了日:2020/08/04
ヒラP@ehon.gohon
読了日:2015/09/30
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