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崑崙山への昇仙 古代中国人が描いた死後の世界

曽布川寛著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121006356
ISBN 10 : 4121006356
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1981
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    昇仙とは魂が死後に不死の理想世界に昇ることであり、崑崙山は天帝の都の直下にあって天地の通路とされた。本書は、主に馬王堆などの墳墓から出土した昇仙図を使い、その信仰を探る試みだ。画中の虎、馬、羽人、鳥は神獣や神人と目され、その姿や動きにはっきりとした寓意がある。さらにこれらと龍や水流の配合により、崑崙山への昇仙の難しさと方途を伝えているらしい。一号墓帛画では、下方の台を支える力士風の男を鼇(玄武の祖型)とする解読が面白かった。昇仙図の神話世界からは、まだ儒教化されていない前漢初期以前の信仰形態が窺い知れる。

  • OKKO (o▽n)v  終活中

    図書館 ◆道教以前の神仙思想の古代における死生観、崑崙とは何か、昇仙とは何かを図像の読み解きでアカデミックに論じる。中国美術研究者の論証はいかにも厳格っぽいだなぁ〜と感じる昨今だが、このくらいの分量だとじっくり一つ一つ噛みしめるようについていける。こうしたものをたくさん読み、とにかくオカタイお作法にも慣れたいと思う西洋美術史インチキ研究者なのでありました ◆馬王堆や長沙子弾庫など、古代墳墓出土の帛画や画像石の読み解きがこんなに面白いとは! 特に《人物昇仙図》のイケメン龍船に乗って昇天するの図がサイコー♪

  • もち

    少し古いが、有名な漢代辺りの副葬品を主に取り扱って、当時のひとの死後の世界観を論じている。全体的に知ってはいることだったが、崑崙山が古代人が死後辿り着く場所であったことなど、知るようで知らないこともあった。今度は少し時代が下った、泰山信仰についても少し知りたく思う。

  • メーテル/草津仁秋斗

    前漢以前の墓の内装や出土物から、古代中国人の描いた死後の世界の様子を考察した本。道教的な世界観が出来上がる過程が見えて面白い。

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