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ISBN 10 : 4771039038
Content Description
ロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・ガザ戦争…。危機に直面する国際社会において「仲介」にはどのような可能性があるのか。本書は、国際社会の仲介の取り組みを理論と事例の双方から考察した共同研究の成果である。理論部では、仲介の歴史や思想、理論的知見を再検証し、事例部では旧ソ連地域の5つの紛争から得られる知見をまとめた。
目次 : 危機に直面する国際社会と仲介研究の意義/ 第1部 国際関与の理論と思想(仲介の歴史と思想―18世紀から20世紀半ばまで/ 国際社会による平和のための関与―平和政策失敗の二類型/ 仲介の理論的蓄積と課題―紛争の世紀における仲介の展望/ 被介入主体を組み込んだ仲介の成否モデル―紛争当事者内部アクターの一体度への注目)/ 第2部 紛争の力学と紛争への国際関与(ナゴルノ・カラバフ紛争―和平交渉停滞と紛争再燃をもたらした内部アクター間関係/ タジキスタン内戦―内戦構造とアクターの変化、内外アクター間の関係が与えた影響/ 沿ドニエストル紛争―紛争解決を困難にする「仲介者」と「当事者」の二面性/ ロシア・ウクライナ戦争―ミンスク合意とウクライナの脅威認識/ チェチェン紛争―和平交渉プロセスの再検討と受諾・拒否のメカニズム)/ 事例の比較理解と理論への知見
【著者紹介】
富樫耕介 : 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、同志社大学政策学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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