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枕草子清少納言のかがやいた日々 講談社青い鳥文庫

時海結以

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062854184
ISBN 10 : 406285418X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宮中で働くことになった清少納言が、実際に起きたことや、親しくなった男友だちとのやりとり、自分の考えなどを書いた日記が『枕草子』です。清少納言は、能力を認められる一方、悪口を言われたり、いじめにあったりもしました。きっと共感できるところが見つかるはず。『枕草子』をベースに、清少納言の宮中での日々を1冊にまとめました。小学中級から。

【著者紹介】
時海結以 : 長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究職にたずさわったのち、2003年『業多姫』(富士見書房)で作家デビュー。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ころも

    清少納言は、紛うことなきブロガー女子だった。彼女が現代に生まれていれば、確実にそうなっていただろう。素敵な感性を有する彼女と同列に並べるのはおこがましいかもしれないが、私も「書くこと」を拠り所とする同じブロガーとして、非常なる親近感を得た。きっと定子様のためにも、なるべく楽しいことしか書かないというモットーにも共感する。現代に通ずる「あるある」エピソードも面白かった。私はこれからも、たくさんの「楽しい」を集めていきたいと思う。

  • nori

    児童書だからか、清少納言がやたらとかわいらしく表現されている気がする。しかし元夫との「わかめ」のやり取りは、マンガで読んだ時と同じ迫力で書かれていて、ニヤリとした。不遇の時期に書かれたにも関わらず、嘆き悲しむようなことは書かれず、良い事、楽しい事、嫌な事(愚痴?)しか書かれていないのがよく分かった。大筋は分かったので、次はレベルアップした枕草子を読みたい。

  • がばいおばちゃん

    枕草子の日記の部分を時系列に並べ、ときにエッセイ部分が挿入され、清少納言の伝記のようにノベライズされていて読みやすい。道長と伊周の権力闘争はさらっと書かれていて子ども向きになっていたのが物足りないが。枕草子の入門としては読みやすく、人物も整理されていていいのではないかな。

  • Kazumi Miyake

    恒例、残業ご褒美本。時海さんの作品は図書館の青い鳥文庫の古典ものから入って『ちはやふる』4冊を購入。今回の『枕草子』は娘にも読んで欲しくて購入。この方の本は古典文学に対しての愛情が深いので、読んでてうれしくなります。私の子どもの時は小6で田辺聖子さんの『舞え舞え蝸牛』で古典に目覚めたけれど、今はもっとわかりやすくて読みやすい本が沢山出てて今の子に嫉妬すら覚えてしまいますね(^^)

  • yokotanman

    『枕草子』をベースに、宮中で過ごす清少納言の日々を小学校高学年の女子を対象に乙女チックにえがいた作品。平安貴族の生活や価値観が垣間見え、『枕草子』の概要にも触れ、小学生の古典入門の形としては、面白い試みだと思い手にした。正直、平安時代の恋愛観は充分描ききれず(小学生が読者だからなぁ)、『枕草子』の入門としても物足りない。30を過ぎた清少納言を、10代の乙女のように描いてしまったので、リアルさを感じないのだ。恋バナよりも、もっと『枕草子』のエピソードからのノベライズを期待したかった。

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