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ニッポンの移民 増え続ける外国人とどう向き合うか ちくま新書

是川夕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480077103
ISBN 10 : 4480077103
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
是川夕 ,  

Content Description

移民で日本はどう変わるのか? 増え続ける外国人に対し不安の声は多い。この国の未来を冷静に議論するために、第一人者がデータに基づいた基礎知識を伝授する。

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Book Meter Reviews

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  • うえぽん

    社人研部長が日本の移民の歴史と未来について考察。永住型移民と留学生等の一時滞在型移民を区別し、先進国中日本は前者で10位、後者で6位の規模だという。家族移民は少ないことや1951年入管法で行政事務として植民地出身者を中心に「管理と排除」をした歴史から「移民政策の不在」との誤解が広まったのだとする。他方、1981年難民条約の批准や一定の技能を持つ外国人に「永住者」資格が選択肢として残った点を重視。人口減少の中、アジアの成長余力を受け止める視点を訴え、各種懸念の誤りも指摘。冷静な政策論に必要な基礎知識を提供。

  • よっち

    少子高齢化による労働力不足や流動的な世界情勢を受け、近年多くの外国人がやってくるようになった日本の移民にまつわる基礎知識を第一人者が解説する1冊。2070年には人口の約10%に達するとも言われ、治安や社会保障に関する不安の声は多く、排外主義も台頭する状況で、移民は日本にリスクなのか。日本は欧米のように分断されるのか。移民なしではこの国はもたないのか。移民を必要とする構造を前提に制度を丁寧に解説していたものの、社会的構造や感情面での不安は認識不足では解決しない問題だけに、課題とどう向き合うのかも必要ですね。

  • バーニング

    。排外主義者の口癖に「ヨーロッパのようになるぞ!」があるわけですけどそもそも日本とヨーロッパでは移民の性質が全然違うんですよ、というファクトを複数提示してから始まる一冊。排外主義者は全員読もうな(読まんだろうけど)。先行研究の整理も丁寧に行われており、世界的な移民研究の移り変わりと、日本国内の理論を批判的に検討しているのも学びがあった。いずれにしても直感に反する情報が多く、排外主義者であってもそうでなくても現代社会を理解する一冊として広く読まれるべきだろう。

  • 小鳥遊 和

    著者は昨今のネット用語で言う「グローバリスト」であり系統立った「移民受け入れ推進論」の最新版を読める。豊富なデータと理論的彫琢に基づく論は、「肌感覚」だけを重視するネット上の発言とは切り結ばない。それら感想を著者は「断片的な事実やイメージをパッチワークした根拠の乏しい報道と、基本的知識の不足から来る不安で報道を受け入れる人々」と一蹴するからだ。ぜひ著者は、議論喧しい高市政権下で、移民受け入れ方針の「大まかな見取り図」「良質な物語」(辻田真佐憲)を語ってほしい。本書が「見取り図」だと言うのかもしれないが。

  • お抹茶

    イメージとは違う移民の実態をデータを用いてわかりやすく解説。概説書にふさわしい内容。日本は受入時の要件が比較的少なく,永住型の占める割合が高いことから,国際的に見ればリベラルで放的な労働移民政策をとっている。1998年の日系人受け入れは「サイドドア」による単純労働者の意図的な受入れとは違い,「埋め込まれたリベラリズム」による在留資格で,労働者の急増は想定外だった。日本の移住先としての人気は実績としても個人の意識面でも高い。日本の経済的地位が低下しても移民の純流入は続くという推測で,経済成長を下支えする。

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