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世界を変えたスパイたち ソ連崩壊とプーチン報復の真相 朝日新書

春名幹男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022953025
ISBN 10 : 4022953020
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界を揺るがす事件の裏側には、必ず“スパイ”が暗躍している―。米国のレーガン政権が1982年に着手した、ソ連に対する秘密工作。ソ連崩壊でほとんどの市民は飢餓に苦しめられた。プーチン大統領はその「リバンチズム(報復主義)」で何を謀ったのか。東西冷戦の終結からウクライナ侵攻までの30年余の舞台裏には、世界各地に網を張るスパイたちの存在があった。彼らは、どのような戦略に基づいて数々の工作を仕掛けたのか。機密文書や証言から、その隠された真相に迫る。

目次 : 第1章 KGBスパイが仏に最高機密を漏洩/ 第2章 レーガンが工作を立て直す/ 第3章 ソ連崩壊のキーワードは「穀物」と「石油」/ 第4章 米露の二重スパイ摘発で暗転/ 第5章 モスクワ経験わずか4年弱で大統領に/ 第6章 プーチンはウクライナ侵攻で復讐/ 第7章 トランプを操るプーチン/ 第8章 トランプ政権が去りウクライナ侵攻へ/ 第9章 「ウクライナ侵攻」まで8年間の暗闘/ 終章 「大国間競争」と見えないスパイ戦争

【著者紹介】
春名幹男 : 1946年京都市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。国際ジャーナリスト。共同通信社ニューヨーク支局、ワシントン支局をへて、ワシントン支局長。在米報道12年。2007年退社。07〜12年名古屋大学大学院教授・同特任教授。10〜17年早稲田大学大学院客員教授。1994年度ボーン・上田記念国際記者賞、2004年度日本記者クラブ賞、21年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。09〜10年外務省『密約』問題に関する有識者委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Emkay

    冷戦期に始まり、ソ連崩壊、プーチン政権誕生、ウクライナ侵攻と継続に至るまで、40年以上に渡る米ソ/露間の見え隠れするスパイ合戦の真相を、大局的な両国関係と絡めながら炙り出す。入手可能な公の資料、報道、回顧録から記述を拾うだけでここまでの血塗られた実態が露になるという事実と、現実に著者がスパイと接する際の臨場感のある描写の両方に驚いた。スパイの存在は世界史の一つの重要なピースであると言えるのだろう。プーチンのようなスパイ的視点・経験が一般市民の運命にまで与えうる影響の大きさにやるせなさを感じた。

  • とり

    1980年代から現在までのソ連/ロシアおよび対ソ連/ロシアのスパイ活動についてまとめている。情報源はすでに公開されているものばかりで、それらを丹念に集めて分析するとここまでわかるのか、という点が一番の驚き。トランプ再選後の言動について、イマイチ理解できなかったが、本書を読んでかなりスッキリした。トランプとロシアの関係や大統領選におけるロシアの関与について噂レベルでは知っていたが、その具体的な内容に踏み込んだ記述も本書にはある。

  • ゆずこまめ

    現代史の裏側。歴史は裏も面白い。ソ連がなくなってプーチンが生まれたんだとしたら、よかったのか悪かったのか。プーチンの執念深さに震える。

  • チェアー

    米ソスパイ合戦のまとめ。そこにロシアがウクライナ侵略に至る動機が隠れているのではないかという話が主眼だった。

  • みんな本や雑誌が大好き!?

    圧巻なのはレーガン時代の「スパイ」です。当時、ソ連が自由世界の進んだ科学技術(工作機械、半導体技術など)を盗み、利用していたのですが、ソ連が盗もうとしているそうした製品などに「手直し」(手心?)を加えて、あえて流出させたのです。 「重要なのは、製品がソ連に到着した時は『純正』の製品と見せかけるが、後になって故障する仕掛けを施す」 「いずれの製品やソフトウエアも、当初は正常に機能するが、しばらくすると故障する仕掛けになっている」 そして見事にパイプラインは爆発し大打撃を与えたとか。ドロボーはいけませんね。

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