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なぜゲームをすると頭が良くなるのか Php新書

星友啓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569859330
ISBN 10 : 456985933X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

「ゲームなんて時間の無駄ではないか」と思っている人は少なくないでしょう。しかし、最新の脳科学や心理学の研究によると、ゲームにはさまざまな効用があるといいます。たとえば‥‥。

■ゲームで海馬が大きくなって、活性化する
■アクションゲームは短期記憶、空間認識能力など理系の力を育てる
■マルチタスクの能力も上がる
■RPGやパズルゲーム、ストラテジーゲームで、問題解決能力が上がる
■「マインクラフト」などのサンドボックスゲームやパズルゲームで、クリエイティビティが上がる
■ゲームで脳が若返る
■メンタルや、周囲との関係性も改善する効果がある などなど‥‥。

一方で、「ゲームをすると成績が下がるのではないか?」「暴力の原因になるのでは?」「集中力が下がってしまう?」と心配する人もいます。しかし、これまで行われた研究によると、ゲームをやりすぎてしまうと成績に悪影響が出てしまうものの、適度にやる分には影響はなく、むしろ、成績アップにつながる可能性も報告されています。そして、「ゲームをすると暴力的になる」「集中力が下がる」ということを示す信頼性の高いエビデンスは見当たりません。
では、「やりすぎ」にならない、適度なゲーム時間というのはどのくらいなのでしょうか? そして、ゲーム時間を無理なく減らしていくにはどうすればいいのか? 本書ではこうした疑問について、科学的エビデンスに基づいてアドバイスを行います。
本書ではそのほか、マインクラフトのメタバース空間を用いて、教育と医療を融合させる著者の取り組みや、ゲームを用いた治療法「DTx」(たとえば、アメリカの連邦機関であるFDAは「Zengence」というゲームを高血圧の治療法として認可しました)、ゲームによって授業や仕事の目的を達成しようとする「シリアス・ゲーム」など、ゲームの可能性を活用した新たな取り組みも紹介します。

■ゲームにハマるビジネスパーソン
■受験とゲームを両立したい学生さん
■子どものゲーム時間が気になる親御さん
■社員のモチベーションを上げたい管理職の方々
■日々子どもたちをサポートする教育者
■脳科学や心理学の豆知識が気になる読書家


 本書を読んでいただければ、読者の皆様それぞれのニーズに合った情報やヒントが必ず見つかるはずです。最新のゲームの科学の知見をぜひお役立てください!

【著者紹介】
星友啓 : スタンフォード・オンラインハイスクール校長。哲学博士。1977年、東京生まれ。2001年、東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。02年より渡米、03年、テキサスA&M大学哲学修士修了。08年、スタンフォード大学哲学博士修了後、同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、スタンフォード・オンラインハイスクール・スタートアッププロジェクトに参加。16年より校長に就任。現職の傍ら、日本、米国、アジアにむけて、学校や教育スタートアップの支援やコンサルティングにも取り組む。慶應義塾大学や横浜市立大学では経営や教育に関する研究活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takka@ゲーム×読書×映画×音楽

    ここまでしっかりゲームのいいところ悪いところがまとめられている本はなかなか無いと思う。ゲームは「心の三大欲求」、関係性・有能感・自律性を満たす。現代社会はお金や地位など外発的モチベーションで成り立っている。しかし、ゲームは内発的モチベーションで満たしてくれる。シリアスゲームがより勉強の効果を発揮する、趣味を仕事にしてはいけないなどはこれが理由だろう。逆に0歳〜5歳は空間認識ができないため、画面を見続けることはいけないなど悪影響も書かれている。ゲーム障害を考える上でおすすめの一冊。

  • 七草

    最新の脳科学と心理学の研究から、適度なゲームは、ストレス解消、ポジティブ思考、メンタルの安定、自己肯定感アップ、人間関係の向上に効果があり、心の3大欲求の「つながり」(関係性)、「できる感」(有能感)、「自分から感」(自立性)が満たされるという。シリアス(真剣な)目的のゲームも開発され、厚労省に相当するアメリカ連邦機関FDAもVRゲームを保険適用し、高血圧やADHD、うつ病、アルツハイマー治療にも使われている。介護施設や教育、ビジネスの現場にも応用されており、ゲームの大きな可能性を感じた。

  • Dramaticseimei

    適度なゲームは良い影響を与える。ゲームのやりすぎが良くないことは自明のことだが、適度に付き合うことは良い影響を与えることを非常にわかりやすく、そして納得ができる形で伝えてくれている。なぜゲームにはまるのか、なぜゲームで幸福感が上がるのかも示してくれている。一方でどんなにいいものでも適量を間違えてしまうと身体を蝕む可能性がある。老若男女においてその適切な使い方をしっかりと伝えてくれている。特に子どもの成長を支えるためには何が必要なのか。どう活かせばいいのか。しっかりと考えていきたい

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★☆☆ 最初の方に書いてあるように、ゲームは良い影響も悪い影響もそれはあるだろうけれど、「ゲームは悪」という主張をする側はそちら側の根拠しか書かれていないのは確かにと思う。目新しい主張はないけれど、こちら側の主張があっても良いよね。

  • okaching

    我が家の場合、親が子供のゲームに抵抗感があるが、子供がゲームへの執着が強いので、結果的にちょうどよいゲーム時間になっている。ほっといたらゲームは1日中やってしまう。大人の規制が必要だと思う。

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