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国際連合 軌跡と展望

明石康

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004310525
ISBN 10 : 4004310520
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2006
Japan

Content Description

戦争や紛争が相次ぎ、貧困や環境破壊が深刻化する中で、国連は今世界からの不信と期待の目に囲まれている。過去の成果は何であり、今後の課題と可能性は何か。元事務次長による定評ある入門書を全面刷新。

【著者紹介】
明石康 : 1931年秋田県に生まれる。1954年東京大学教養学科卒業。同大学院を経て、ヴァージニア大学、フレッチャースクール、コロンビア大学に留学。1957年から国連事務局に勤務し、政務担当官、事務総長官房補佐官などを歴任。この間、1962年から63年まで職員組合委員長。1974年から79年まで日本政府国連代表部参事官、同公使、同大使を務める。1979年から国連事務次長(広報担当、軍縮担当、人道問題担当)。この間、1992年から1995年まで事務総長特別代表(カンボジア暫定統治機構、旧ユーゴスラビア担当)、1997年末退官。現在はスリランカ平和構築担当日本政府代表、日本国連学会理事長、立命館大学および国際教養大学客員教授、明石塾塾長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    軍縮(136頁〜)。重い項目。核=放射能とすれば、条約違反な原発輸出。南北問題は、1959年、オリバー・フランク卿が提起した(143頁)。人間の安全保障。ミレニアム計画は2015年に貧困人口半減ということだったが、どうなのか。

  • あんさん

    淡々とした筆致ではあるが、本当にたくさんの要素からなる「平和」への努力が綴られている。地域的な戦争や紛争は絶えず、やはりその背景は一番に経済か。国連と日本に関しての最終章に書かれている、世界への「生き生きとした関心」を高めたいと思う。

  • オーロラソース

    伝統的PKOから、冷戦を経て戦後復興も含んだ第二世代PKOに、さらに平和執行的な第三世代PKO、そしてソマリアやルワンダでの挫折を受けて第四世代PKOに至る経緯がわかりやすい。書かれた時期的に第四世代に関する記述が少ないが、ようするに停戦監視・平和構築・人道支援を一つのパッケージとして効果的に運用できる体制ということだろうか。また、紛争に至る前段階の予防外交という面でも国連の役割は大きいと思う。

  • おらひらお

    2006年初版。すごく有名な国際連合の基本的な話ですが、ほとんど新知見でした。よく考えると、知っているのは拒否権を持つ五大国だけでした・・・。国連入門書として最適ですね。

  • そ吉

    2006年初版の本書を読むと国連のレゾンデートルとは何だと考えざるを得ない。 常任理事国の拒否権は今の時代にそぐわないとか、国連スタッフの構成が偏りすぎていないかとか、事務総長の位置づけが時として希薄化していないかとか、色々といいたい事はあるが、国連は言ってしまえば家裁の調停員レベルの役割しか担えないのだと再認識した。 国連に期待し過ぎるとロシアのウクライナ侵攻のように、全く調停役としての役割を果たせない姿を見ると裏切られた感がするが、そもそも国連とはそのレベルなんだと思うとストレスがない。★★☆☆☆

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