明治大学現代中国研究所

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文化大革命を考える(仮)

明治大学現代中国研究所

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560095652
ISBN 10 : 4560095655
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あの時代は何だったのか?徐友漁や宋永毅、矢吹晋ら世界的権威が、新事実から新左翼まで文化大革命を論じ尽くす決定版。貴重な図版50点をオールカラーで掲載。

目次 : 文化大革命の基礎知識/ 文革とは何か/ 広西文革における大虐殺と性暴力/ 中国現代史再考―ロシア革命百年と文革五十年/ 革命宣伝画の起源とその展開/ 座談会 文化大革命と現代世界―矢吹晋氏に聞く/ 文革研究の今日的意義を問う―あとがきに代えて

【著者紹介】
石井知章 : 1960年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。共同通信社記者、ILO(国際労働機関)職員を経て、明治大学商学部教授、早稲田大学大学院政治学研究科兼任講師。専門は中国政治。著書に『現代中国政治と労働社会―労働者集団と民主化のゆくえ』(御茶の水書房、日本労働ペンクラブ賞受賞)他

鈴木賢 : 1960年生まれ。北海道大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、明治大学法学部教授、北海道大学名誉教授。専門は中国法、台湾法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ののまる

    文化大革命をどう位置づけるのか。当の中国共産党政府がやっていない(隠蔽し続けている)作業を、日本の学者達がやる。

  • 新空调硬座普快卧

    矢吹が左翼の立場から文革認識史を紹介しているのが良かった。左翼による現代中国批判はいまや目立たなくなっているが、この背景に、歴史的にニクソン訪中から日本左翼は中国革命に失望し「語らなくなった」ことがあることを示唆する。左翼はもはや中共が科学的社会主義の欠片も持ち合わせてないとみるが、いまだ中共を反共主義の文脈で批判する一部右派分子とは酷いすれ違いである(その責任は後者にある)。本書を一つの到達点に、遡って、関連文献を読んでいきたいと思う。

  • かーんたや

    大衆に呑まれて暴力ふるいたくなるところまではわかるが、そんなに強姦とかしたくなるものかね

  • 秋津

    「政治的合目的性が合法性に圧倒的に優越し、生き地獄ともいいうるカオスを生み出した」文化大革命は清算されず、共産党一党独裁下において「文革的な現象」は起こりうると。文革期における(性)暴力、殺戮、略奪は建国後の土地改革運動以降からの流れであり「四類分子」を「政治的な賤民集団」に貶めることで正当化されたことと、「ケ小平がなぜ資本主義を導入したかっていうと、それは一党独裁を守るためですから、豊かになれば民主化が起きるなんてことはありえない。」との指摘は歴史の流れと「なぜそれを行ったか」を考える上で重要かなと。

  • 非実在の構想

    噂に聞いていた広西チワン族自治区の惨状が詳細に記されていて気が滅入った。

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