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スプーンはスープの夢をみる 極上美味の61篇

早川茉莉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480815699
ISBN 10 : 4480815694
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

平和であたたかく心に沁みわたるおいしい作品のかずかず。石井好子、江國香織、岡本かの子、岸本佐知子、村上春樹、星野道夫、森茉莉、高山なおみ…そして書き下ろしも少し。

目次 : 第1章 スープがあれば、きっと大丈夫(ユッケジャンの食べかた(長田弘)/ スープに託す(辰巳芳子) ほか)/ 第2章 魔女のスープ(チャイニーズスープ(荒井由実)/ 月夜の森のスープ(角野栄子) ほか)/ 第3章 思い出のスープ(フクロウの声が聞こえる(Ozawa Kenji)/ 私と年の暮れ 料理作らずふだんのシチューで(森茉莉) ほか)/ 第4章 スープを煮込む日(ウミガメスープ(ルイス・キャロル/矢川澄子訳)/ スープジャーナル抄(長尾智子) ほか)/ 第5章 スープ出来たて、あつあつ!(一味違う豆スープ(山口カルメル会修道院)/ 海塩スープ(白崎裕子) ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いちろく

    紹介していただいた本。スープにまつわるエッセイを集めたアンソロジー。基準の幅を広くしているのか? 他の編者による食のエッセイ集よりもメインとなる料理が主軸に置かれておらず、軽く触れられている内容のモノも見受けられた。 ただ、この手のアンソロジーは色々な作家に触れられる点も楽しいので、好みの問題。表紙とタイトルが素敵だなと思ったら、あとがきで吉田篤弘氏によるものと知り納得である。

  • くさてる

    スープに関するアンソロジー。作家、料理家、エッセイストに詩人まで。さまざまな分野の人々が、「スープ」について語る言葉はどれもやさしく、楽しく、面白く、こだわりがある。食に関するアンソロジーは多いけれど、スープはひとを和ませる力があるんだろうか、そんな気がした粒ぞろいのアンソロジーでした。

  • Shimaneko

    タイトル通りスープ(時々シチューとかポトフとか)縛りの61篇。ほとんどがエッセイなので、底本一覧だけじゃなく著者の簡単な略歴も欲しかった。中でも思い出の味系は、時代背景や著者本人のバックボーンを知らないと味わい足りない気がしてしまうものもちらほら。とはいえ、アンソロジーとしてはなかなかの読み応え。大変美味しゅうございました。

  • meg

    長ーいミステリ読んだ後に、軽く読めるものはないかなぁと手に取った。装幀も洒落ている(大好きなクラフト・エヴィング商會!)が、見た目の愛らしさに騙されてボーッと読み進めていたら突然ぶっ飛んだアッパーカット食らわされるので要注意!なアンソロジー。スープは音をたてずにのむべし、というマナーは古今東西の一大トピックなのだな。スープに入れるのは余り物の野菜を何でも、というお方多いけど、皆そんなに野菜余らせるんか?セロリなんて高級食材、買うことすらない(悲)。角野栄子さんと山口カルメル会修道院さんの短編がお気に入り。

  • MASA123

    スープを題材にしたエッセイばかり集められた本。武田百合子の「夏の終わり」が抜群におもしろい。著者と娘で初めて行ったオムレツ専門店の話。北大路魯山人の「白菜のスープ煮」で魯山人風スープの作り方がわかる(簡単です)。 どうでもよい話がおおいので適当に読み流したので、ほかにも、よい話があったかもしれないけど、まあいい。 ユーミンの「チャイニーズスープ」の歌詞だけ掲載って? それはともかく、「夏の終わり」が好きすぎて5回ぐらい読んだ(といっても5ページだけど)。

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