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ドキュメント武漢 中国で何が起きていたか 平凡社新書

早川真

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582859461
ISBN 10 : 4582859461
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

二〇一九年十二月、湖北省武漢市で原因不明の肺炎が発生―。世界で最初に新型コロナウイルスの流行が確認され、都市封鎖がなされた武漢では何が起きていたか。そして感染が全土に拡大した中国において、習近平指導部や市民はいかに対応したか。封鎖直前の武漢取材を敢行した記者による、迫真のドキュメント!

目次 : 第1章 遅れた初動対応/ 第2章 医療崩壊の実態/ 第3章 中国全土に感染拡大/ 第4章 立て直し図る習近平指導部/ 第5章 中国経済、未曽有の危機/ 第6章 激化する米中対立/ 第7章 「コロナ後」へ向かう中国

【著者紹介】
早川真 : 1970年大阪府枚方市生まれ。95年、東京外国語大学外国語学部中国語学科を卒業し、共同通信社に記者として入社。福岡支社、高知支局、盛岡支局、仙台支社で事件・事故や地方自治の取材を担当。2004年から経済記者として、大阪支社で家電業界、本社(東京)で資本市場や食品業界、名古屋支社で自動車業界を担当。2010年から5年間、上海支局、中国総局(北京)で中国経済を担当。本社の外国経済担当デスクを経て、18年に再び北京に赴任。中国総局デスク兼記者として中国関連のニュース全般を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    著者は共同通信北京総局デスク。武漢封鎖六日前に一度日帰りで街の様子を取材。あまり緊迫した様子は窺えなっかた。そして1月23日、突如”武漢封城”が実施される。遅れた初動対応から、その後の経緯を海外やWHOの対応を含め、偏りのない冷静な目で追う。共産党中堅幹部は著者に個人的に語る。「初動は三週間ぐらい遅れたかも知れない。中国はトップダウンの国。現場から情報・意見が上がる仕組みは、正直言って弱い。従って判断が遅れることもある。だが、一旦やると決めれば徹底的に実行できる。良い面も悪い面もあるが、それが中国だ。」

  • keroppi

    著者は、北京駐在の共同通信社記者。タイトルほど、武漢のことを書いているわけではない。武漢を訪れたのは封鎖前の1月17日に1日だけ。次に武漢を訪れるのは、感染が収まってから。封鎖された武漢の状況を深掘りし現地レポートしているわけでもない。一連の流れをわかりやすくまとめてはあるが。

  • 崩紫サロメ

    著者は共同通信社中国総デスク兼記者として中国関連のニュース全般を担当している。武漢には何度も足を運んでいるが、中国全体で新型コロナウィルスがどのように報道され、どのようなことが起こっているか、ということを主に北京から発信している本である。2019年12月31日に初めて武漢で公式に新型ウイルスに関する報道がなされてから、武漢政府が、中国政府がどのように対応したのかを日を追って丁寧に検証している。「初動の遅れ」と「隠蔽」について、実際に政府が動き始めたのは1月20日になってからである。(→)

  • ようはん

    今年の全てが始まった地とも言うべき武漢市のコロナウィルス流行のドキュメント。騒動の初期頃の状況を知る事ができ、都市部とはいえスマホやネット通販の普及率の高さ等初めて知る事は多かった。しかしこの問題が出た1月頃はここまでの大事になって自分の住む街も武漢程ではないとはいえ不自由な状況になるとは思わなかった。

  • 雲をみるひと

    通信社の中国駐在員による中国の新型コロナ対応に関するノンフィクション。作者の駐在地が武漢でなく北京ということも影響しているのか、舞台が飛ぶし時系列にまとまっているとは言えない面もある。一方、当局がどのような対策、管理をしてきたか等現地発ならではの情報も多い。中国式管理方法が日本には適用不可能なことがよくわかる。

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