Product Details
ISBN 10 : 4409530496
Content Description
2008年から2009年かけて未曽有のインフレーションに陥った南部アフリカの内陸国ジンバブエで、著者はフィールドワークを敢行した。本書は現代経済学において「経済の解体」とされるような危機的状況に直面した人びとの反応と選択を、生活者の視点で記述し分析するものである。経済人類学では、すでに欧米近代の一元的な貨幣論が批判的に検討されてきたが、本書は、まさに一元的貨幣が相対化され、多元的な貨幣状況が立ち現われた現場をとらえている。非常に貴重かつユニークなエスノグラフィーであり、一元的貨幣論に縛られた経済学への反論でもある。
目次 : 序章 ハイパー・インフレーションの人類学的研究/ 第1章 ジンバブエ「危機」―歴史背景と経済状況/ 第2章 首都ハラレ―調査地とインフォーマント/ 第3章 現金/ 第4章 預金/ 第5章 外貨/ 第6章 小額紙幣と高額紙幣/ 結章 「意味」の危機/ おわりに―複数通貨制へ
【著者紹介】
早川真悠 : 1976年大阪府生まれ。2009年、大阪大学大学院人間科学研究科単位取得退学。人間科学博士(大阪大学)。2010年7月から2012年9月まで、大阪大学グローバルコラボレーションセンター特任研究員。2012年11月から2014年3月まで同センター招へい研究員。2009年から久米田看護専門学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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たこ焼き
読了日:2022/01/15
ハマザキカク
読了日:2015/08/15
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