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しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人 光文社文庫

早坂吝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334108311
ISBN 10 : 4334108318
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

名探偵、死宮遊歩は窓のない部屋で目覚めた。部屋の外は迷宮である。探索しながら、同様に捕らわれていた七人と次々に合流すると、声が流れてきた。「迷宮入りした六つの事件の犯人を集めた。七人で殺し合い、生き残った一人のみがこの迷宮牢から解放される」。無関係の人間が誰なのか分からないまま、言葉通り、一人ずつ捕らわれ人が殺されていく――。
鬼才の超絶技巧ミステリが文庫化!

【著者紹介】
早坂吝 : 1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作で「ミステリが読みたい!2015年版」新人賞を受賞。’17年『誰も僕を裁けない』で第17回本格ミステリ大賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    迷宮牢で目を覚ました女名探偵の死宮遊歩。6つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めたゲームマスターから、生き残りを賭けたサバイバルを告げられるミステリ。冒頭に描かれる理不尽な一家殺害事件。そこから死宮の視点で描かれる1人1人殺害されてゆく7人の男女によるサバイバル。生きてここを出られるのは誰か?そしてゲームマスターの目的はどこにあるのか。二転三転する状況の中で作り込まれたディテールが活きて、らしいトリッキーな展開もありましたけど、僅かな手がかりから解決への糸口を見出して世界を反転させてみせた結末はお見事でしたね。

  • lucifer

    まずタイトルからして違和感。そして、しおかぜ市の一家殺害事件と迷宮牢の殺人事件この2つに何のつながりがあるのかが見いだせず読んでる最中ずっとモヤモヤして気持ち悪い。さらに、名探偵の死宮遊歩が気味が悪い。その上、タイトルだけじゃなく作中も違和感だらけ。だったのはある意味正解。絶妙に見破れず悔しいが、その分真相解明時にはカタルシスを感じ面白かった。

  • KDS

    冒頭は犯人視点で綴られた「しおかぜ市一家殺害事件」。その後、突然の場面転換により名探偵死宮遊歩が語る「迷宮牢の殺人」へと移る。七人の男女が迷宮の中で目覚め、そこで死宮自身も参加するデスゲームが始まる。集められたのは、六つの迷宮入り事件の犯人達。そこから脱出できるのは互いに殺し合いをして生き残った一人だけ。その中には「しおかぜ市一家殺害事件」の犯人も含まれている。どういうことなのかさっぱりわからないが面白すぎて頁を捲る手が止まらない。もしかしてこれは…と思い始めた所で種明かし。伏線の数が凄く感嘆するばかり。

  • 鰹よろし

    なんだろうこのドロッとしたキモさキショさの清涼感と酩酊感。クセになりそう・・・クラクラする・・・

  • c3pomotohonzuki

    一家惨殺の犯人視点の章と、迷宮に閉じ込められた7人の章。 迷宮の主の目的と2つの章の関連とは。 重層的な仕掛けに驚かされ、違和感が回収される解決編が楽しかった。 「この迷宮は未解決事件の犯人たちを閉じ込める牢獄というわけか」

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